この計画は「遺伝子組み換え作物の危険性を封じ込める研究というタテマエだが、巨大アグリビジネスの農業支配に手を貸すだけだと批判された」と書かれてある。
この賞は、ピーターパンの悪役フック船長にちなんで名づけられている。
こんなことも紹介されている。
ブラジルのコロル元大統領は、04年の「フック船長賞・裏切り者賞」の受賞者だ。国民の反対を押し切り、アマゾンでの遺伝子組み換え大豆の実験栽培を認めたからだ。
別な情報によれば、遺伝子情報検索データベースの構築を計画するGoogleが「生命資源の不公正取得行為(バイオパイラシー)最大の脅威」だとして2006年度の「フック船長賞」でもって「表彰」されたそうである。
こんな賞が儲けられているということを初めて知った。フック船長にはちょっと気の毒という感じがしないでもないが、この賞自体が「イグ・ノーブル賞」候補にしてもいい命名とアイディアだと思う。