2009年06月29日

蛍が増えて蜜蜂が減った。

 義父の法事のために妻の実家の島根に帰った。
 法事の前日と終わった日の夜「蛍が光っている」という話を聞いて、近くの小さな河辺に行ってみた。
 群舞するというほどの数ではなかったが、それでもここそこに蛍が点滅しながら飛んでいる姿を見ることができた。
 ちょうど蛍が光りながら飛ぶころに、四十九日の法事があったというのも、何かの縁であるだろう。この時期に里帰りすることは滅多にないのである。
 今年は特に蛍が多いということである。農薬が少なくなって、川の水も綺麗になったということであろう。

 それに引き替え、めっきり少なくなったのが、ミツバチであると親戚のスイカを作っているかたが、教えてくれた。ハチが受粉してくれないので、人の手で受粉しているというのである。
 花の受粉に影響を与えるほどミツバチが大量に減少していくのはなぜか、じつはまだわかっていないらしい。
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2009年06月27日

沖縄の慰霊の日に読まれた「平和の祈り」


沖縄平和の祈り 6月24日の朝日新聞に「沖縄『平和』だきしめて」と題した「沖縄慰霊の日」の記事がありました。そのなかに沖縄の11歳の小学生が朗読した「平和の祈り」が紹介されていました。
 その詩がとても良かったので紹介します。新聞には一部しか載っていませんでしたが、検索したら全文を見つけました

平和のいのり

南城市立大里北小学校 6年 比屋根憲太

石に刻まれた家族の名に
涙を落とす祖母
なんの形見も残っていない石に
声にならない声で
石をさすり
石をだきしめる
小さな声でとても小さな声で
「本当は話したくないサー」
少し首をかしげて
空を見上げる
人さし指の大きさの大きな傷
あごと左腕に残る
戦争の傷あと

祖母は傷の手当てをするために
水くみに行った
防空ごうに姉を残し 母と二人で
そのあとすごい光と音が…
そのまま姉はもどらなかった
「いっしょに連れて行けばよかった」
「ごめんね ごめんね」
と何度も何度も
きたときよりも
石を強くさすり
石を強くだきしめる
ぼくはもう声を上げて泣いていた
そして祖母の背中をずっとさすった
こんな青い空に
こんなおだやかな沖縄に
戦争は似合わない
祖母のくしゃくしゃな涙も
似合わない

そんな祖母はもう今は歩くことが
できない
毎日毎日空を見て
きっと
生きている喜び
生き残った悲しみを感じて
いるのだろう
ぼくは車イスをおして
祖母のいのりを引きつぐ
戦争のない平和な国を

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2009年06月25日

いよさん、今日は「6むっくり」

 母のいよさんは90歳。記憶障害があって3分前にしたことを忘れてしまうことは何度か書いているので、おなじみであるだろう。
 いよさんと一緒に生活していて、ちょっと大変なのが、いよさんを寝かしつけることである。

 以前、いよさんを寝床に入れてから私は隣の家である私の家に戻ってきていた。するといよさんは、すぐに起き出して私の家の呼び鈴を押して、私にききに来る。そのときの「ピンポン」の数で「今日は5ピンポンで寝てくれた」とか言っていた。
 でもこれは、私の家の玄関のあしもとが暗くていよさんが転んでしまうおそれがあるので、ともかく寝付くまではいよさんのそばにいることにしたので、「ピンポン」はなくなった。
 そのかわり、寝かしつけたと思ってもむっくりと起きあがってきて、隣の部屋にいる私の所にききに来る。なにかが不安なのである。
 ききに来る質問はいつもほとんど同じである。
「明日は何時に起きるの?」
「朝ごはんは誰が作るの?」
「明日は何をするのか?」
「おとうさんはどこにいるの?」(父は5年前に帰天。いよさんにはこのころからの記憶が全くない)
「今晩誰が帰ってくるの?」
「千代子おばさんはどこにいるの?」(おばさんは母の姉。30年前に他界していない。)
「今何時?」
「ごはんをしかけてあるか?」
 同じことを何度もききに来る。わたしもともかくその都度同じことをていねいに説明する。
 けっして「何度同じことをききに来るの」とか腹を立ててはいけない。そうするといよさんは「わたしはばかなの。もう生きていてもしょうがない。死にたい」といいだすのである。

 このいよさんのむっくり起きてききに来る数を「1むっくり」「2むっくり」と数えることにしている。
 今日は「6むっくり」だった。これをできるだけ少なくしてすぐに寝かしつける方法を研究中である。
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2009年06月24日

母校の跡を見に「横須賀軍港めぐり」に行きました。


軍港めぐり 横須賀の軍港めぐりなるものに友人(高校の2年先輩)と一緒に行った。別にアメリカ海軍の戦艦や自衛隊の戦艦を見に行ったわけではない。私たちの母校がどうなっているかという興味から参加したのである。が、見せつけられたのは横須賀の「立派な」軍港ぶりであった。


地図 最先端のテクノロジーが集結したイージス艦、それぞれの任務に特化した個性豊かな護衛艦、圧倒的なスケールを誇る航空母艦。
 江戸幕末、日本最初の造船所が作られて以来、海軍港としての歴史を重ね、現在、アメリカ海軍第7艦隊と海上自衛隊の戦艦基地がならぶここ横須賀港。
 通常一般の船舶が航行できないこの港へ、特別な許可を得て、皆様をご案内するのがYOKOSUKA 軍港めぐりです。
 横須賀ならではのクルージングをお楽しみください。


 案内のパンフレットにはこう書いてあった。


イージス艦 港にいた船は、次のようなものであった。
 アメリカ海軍イージス艦、自衛隊の護衛艦、潜水艦、掃海艇、南極観測船白瀬(旧)、海上保安庁の船、自動車を輸出する船などである。
 戦艦を見に行ったのではないと言いながらも原子力空母ジョージワシントンがいなかったのは残念であった。


母校 母校の面影は、中学校舎と体育館・講堂だったところに面影を残していたが、あとはほとんど変わっていた。
 母校の面影よりも、ここから先へ行っては行けないと言われていた海岸がどういう地形であったのかということに興味を持っていた。


白瀬 この軍港クルーズに行ったのは月曜日午前中。きっと参加する人はわずかだろうなと予想していたら、それがどうしてどうして。船には30人以上の観光客が乗っていた。平日であるにもかかわらずである。50分くらいのクルージングであった。けっこう楽しかった。


潜水艦 でも、もう一度来ようということになった。今度はジョージワシントンがいて、晴れているときに来よう。そして今度来るときはビデオをもってくるんだ。そうしたら、解説もとることができるから。
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2009年06月22日

JHFCにいって「燃料電池自動車」のモデルをつくりました。

 鶴見の大黒ふ頭からベイブリッジに行く途中にJHFCパークがあるということは鶴見に住んでいながらしらなかったことだった。

 先日「おもしろ科学たんけん塾」のこどもたちと一緒にここを訪ねた。ここは水素・燃料電池実証プロジェクト、つまり水素の燃料電池自動車についての説明や実験工作をすることができるところであった。
 JHFCプロジェクトとは、Japan hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project のことで、経済産業省が実施する燃料電池自動車(FCV)などの開発プロジェクトである。
 燃料電池自動車(FCV)とは、水素と空気中の酸素に反応させて発電する燃料電池を動力源とする電気自動車の一種で、有毒な排気ガス成分がゼロまたは非常に少なくエネルギー効率のよいことが特徴である。

 そこにつくと先ず1階のショールームで燃料電池の説明を受けた。更に燃料電池自動車に試乗した。そのあと2階の教室に案内され、モーターのついた自動車のキットと小さな燃料電池が渡された。燃料電池を自動車のモデルに取り付け、スプレー缶に入っている水素を少し注入してスイッチを入れるとモーターが回ってモデル自動車が動き出すのである。

 その前の週にレモン電池や備長炭電池を作ったあとに、水の電気分解をしそこでできた水素と酸素を利用して、今度はモーターをまわすという実験をした。
 ちょうどこの発電部分が、小さな燃料電池なのである。この燃料電池では白金の触媒が重要な働きをするらしい。

 たしかに自動車上ではCO2の発生もなく、排気ガスの心配もない。問題は水素であるだろう。水素をどうやって抽出するかである。水を電気分解したのでは、結局電気を発生させるのに化石燃料にたより、そこでCO2 を出しているのではCO2削減の効果がない。
 また燃料電池が発生する熱エネルギーを自動車上ではうまく再利用できないらしい。家庭用の燃料電池の場合には、このエネルギーは給湯設備で使うことができるが自動車ではほとんどムダとなって排出されてしまう。もったいないことである。
 また高圧水素ボンベが重く、場所をとり、さらに蓄電池や電気モーター、インバーターなどがかさばりどうしても重量オーバーとなりがちなところが課題であると言われている。

 とてもおもしろかった。鶴見の自慢できることがひとつ増えた。

 
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2009年06月20日

勝ちTプレゼントあたりました。


キリン2 「勝ちTプレゼント ご当選おめでとうございます」という封筒が送られてきました。なかには「KIRIN2009」と胸に書かれているブルーのTシャツが入っていました。サッカーの全日本のユニフォームです。なかなかステキなTシャツです。




キリン1 なんであたったかというと、缶のキリンビールなどに貼ってあるシールを送ったからでした。1口3枚で1枚のハガキに8口まで貼って出せます。今年のキャンペーン期間にはもう4枚くらい出していて、その中からあたったのでしょう。





Tシャツ 実は私たちは毎年、この期間になるとキリンの発泡酒をのみ、このシールを集めておくります。教会などでビールを飲むことがあると、せっせとこのシールをはがして集めます。
 実はこのキャンペーンの抽籤はわりとあたるのです。過去にビールのセットが1回、アテネオリンピックの時にはナップサック、更に全国おいしいものキャンペーンで2度あたったことがあります。2年に1回くらいあたる確率になっています。
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2009年06月17日

「電池を作る」という「たんけん塾」が鶴見で初めて開かれた!

 6月6日、私の住む鶴見で初めて「おもしろ科学たんけん工房」の「たんけん塾」が上寺尾小学校コミュニティハウスで行われました。
 「電池を作る」という話しは本で読んで知っていましたが、こんなに簡単にできるとは思ってもみませんでした。

 最初は「レモン電池」です。亜鉛と銅の電極にする板の間にスライスしたレモンをはさみ、亜鉛板と銅板とを小さな電子楽器や風車のモーターにつなぎます。それだけで音が鳴り出し、モーターが回ります。
 2つのレモン電池を直列に結べば、音はもっと大きくなります。


電池 つぎにビーカーに水を入れ、そしてそこにまた銅板と亜鉛版の電極を入れ、セパレーターを入れてまた電極をそれぞれ電子楽器の端子につなぐと、もうそれだけで音が鳴り出します。水だけでいいのですね。
 でもこれでは音が小さいので、食塩を電解液に加えると音が大きくなり、またオキシフルを加えるともっと音が大きくなります。

 それぞれの電池を直列にしたり、電解液を変えたり、電極をアルミ板にしてみたりといろいろと実験をしてどうしたら音が大きくなるかを考えていきます。


電池2 さらに、極めつけは「備長炭電池」です。
 備長炭電池を、食塩水を含んだペーパータオルを巻き付けます。さらにそれをアルミホイールでまきつけ、蓑虫クリップで備長炭とアルミとをそれぞれはさんで、風車付きのモーターの端子と結ぶと、結構速くそして長時間にわたって、風車が回り出します。備長炭電池のできあがりです。

 ここまでは子どもたち自身が電池を製作していきました。


電池3 さらにさらに、今度は子どもの前でインストラクターが演示しました。
 2本の備長炭を電極にして硫酸ナトリウムの液のなかに入れて、そこに電流を流して電気分解をします。そしてある程度分解が進んだら、今度はその電極に風車付きモーターの端子を結んだら、また勢いよく風車が回り出しました。
 燃料電池の完成です。
 水の電気分解はしたことがありますが、そこから燃料電池ができるというのはビックリでした。

 子どもたちの参加はいつもより少なかったのが残念でしたが、とてもおもしろく感動しました。
 次の週は鶴見にあるJHFCパーク(燃料電池自動車の製作ができる)に行きましたが、これはまた改めて報告します。
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2009年06月16日

ノアサガオ(オーシャンブルー)早くも絶好調


ノアサガオ0906 わがやのノアサガオは早くも絶好調です。
 いつもなら6月20日ころから花をつけ出すのに、今年は6月のはじめころから花をつけ出しました。そして早くも写真のように1日に100以上ものたくさんの花をつけています。


ノアサガオ0906-2 この花は朝はやくから濃い紫色の花をつけて咲きだし、夕方には紫から赤色に変わって、はなごと落ちてしまいます。しかも蕾のようにきれいに凋んで花を落とすのです。




ノアサガオ4 考えてみたら、この花の苗を買ってきたのは2006年のことです。その年の冬に枯れずに葉っぱをつけていたので、これが宿根草であることに気づきました。
 そして翌年2007年8月にはこのように花をつけました。
 2007年の11月にはまだこんなに花をつけています。
 2008年はこんなに成長しました。

 こうやってみてみると、この花の旺盛な成長ぶりがわかるでしょう。
 ただしこの花には種が尽きません。挿し木で株を増やしていきます。毎年、たくさんの挿し木をして株を増やし、希望する人にさし上げたり、教会のバザーに出したりしています。
 根っこは草というよりこれはもう大木です。

 ところで、NHKの「ゆうどきネットワーク」にこの写真と解説を送りました。さてテレビでこのノアサガオの話を取り上げてくれるかどうか、ちょっと楽しみです。

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シラカバの木とキシリトール

 北海道にいって、シラカバの樹液入りの清涼飲料水を飲んだことがあります。「さわやかな甘み」とあるのですが、私にはそれほどおいしかったという記憶はありません。

 私は昨年のクリスマス以来禁煙をしています。あれから一本も飲んでいないので、まあ、平気かなという状態だと思っています。
 特にパソコンに向かっているときとお酒を飲むときがタバコを飲みたくなることが多く、このときが危険だと思っていました。実際は、お酒を飲むときはそれほどではないのですが、やはりパソコンに向かっているときは吸いたくなります。
 そういうときのためにあめ玉やガムをおいておいて、食べることにしていました。おかげであめ玉とガムについてはけっこう詳しくなりました。


シラカバ1 先日そんなことから「キシリトールガム開発物語」(橋本明美著、学習研究社)という本を読みました。それを読んで興味を持ったのは、キシリトールはシラカバなどの幹からとりだした「キシラン・ヘミセルロース」という物質から作られ、甘さは砂糖と同じでありながら、カロリーは約75%と低く、しかも口の中にいる虫歯菌に利用されないために、虫歯の原因となる酸を作らない甘味料であるということでした。
 つまり、シラカバの樹液の甘みがこんなところで使われているということを聞いてうれしくなったわけです。
 そこで、もうすこしシラカバについて調べてみました。

 シラカンバの特徴である白い樹皮は、トリテルペンのペチュレノールが含まれるために、雨でもすぐに着火できるすぐれた燃料です。他にも樹皮は煙草入れや小刀の鞘、火縄、合わせ箱の縫合、屋根葺きにも重宝されました。
 樹液は3〜4月に最も多く採れますが、この時期を逃すと量が少ないばかりか、樹液が濁ってしまいます。採取方法は地上50センチの幹に、直径約17センチの穴をあけてパイプを差し込むもので、一晩で平均4〜5リットルの樹液が採取でき、多いときは1か月に150〜200リットルも収穫できるそうです。
 日本では、古くからアイヌの人が「タンイワッカ」とよんで健康飲料や調理用として採取したり、発酵させてお酒として飲んでいました。ロシアのハバロフスクなどではホテルでもシラカンバジュースが振る舞われ、市内のマーケットでは安価で売られています。他にも樹液を発酵させて、シャンパンに似た樺酒(ビルケンワイン)を作るそうです。………
 カナダではメープルシロップをつくるように、シラカンバ樹液を煮詰めてシロップもつくり用います。
 樹液は糖度が1%程度あり、果糖やブドウ糖、有機酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄などが豊富です。樹液にはストレスや疲労を和らげる配糖体のシリンガレジノールなどが含まれますが、注目はキシリトールです。シラカンバに含まれるキシラン、ヘミセルロースに水素を加えて作るキシリトールはシラカンバだけでなく、カシ類、ラズベリー、トーモロコシの芯、ホウレンソウなどの野菜類からも抽出できますが、量的にはシラカバが優れます。
 キシリトールの甘みはショ糖と同程度ですが、清涼感ある甘みが唾液分泌を促進し、口腔清浄化に役立ちます。また虫歯の原因であるミュータンス菌で発酵しないため。虫歯の原因となる酸を作らず、ミュータンス菌を体内に取り込まれるとリン酸化反応を受けてキシリトール5リン酸に変換され、ミュータンス菌や口腔内生物の増殖を抑える効果があります。
「読む植物図鑑」(川尻秀樹著 全国林業改良普及会刊)より

 シラカバのジュースを飲みたくなりました。どこかで手にはいるかな?
 
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2009年06月13日

「ゆかり」という名前のゆかり


ゆかり 朝日だったかの1面の三島食品の小さな広告が目にとまりました。
 このイラストが気に入ったので切り抜いておいたのですが、よく読んでみるともっと大事な Good News が潜んでいました。
 それは「ゆかり」というのは三島食品という会社の登録商標だったということです。

「ゆかり」というのは紫紫蘇のしおづけのふりかけのことで、これをごはんにまぜたものを「ゆかりごはん」などというあれです。なかなかみごとな命名ですが、なんであれを「ゆかり」と呼ぶようになったのか、そのあたりのゆかりを知りたくなって三島食品のHPを訪ねてみました。

 「ゆかり」とはもともとは「縁」という字があてられているように「たどっていけばそのひとに何らかの関係があること」(新明解)という意味の言葉です。
 それが
紫のひともとゆゑに
武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る

 という読み人知らずの古今和歌集の歌の意味と結びついて紫を「ゆかり」というようになったとか。

 もともとは株式会社中埜酢店(のちにミツカン酢の会社)が商標登録していたものを三島食品がゆずりうけたという話も載っていました。

 なかなかみごとなネーミングだと思います。

 

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2009年06月09日

キング、クィーン、ジャックの横浜3塔

 開港150周年にわく横浜港に妻と母を連れて行った。開港記念日の翌日であった。

横浜3塔 岩壁を散歩していたら、地面に横浜3塔物語の説明があった。そこからみると3つの塔がみえて、それはトランプになぞらえて「キング、クィーン、ジャック」と呼ばれていると書いてあった。

 それでよく見てみるとなるほど、なかなかうまい表現で名付けたものだ。
 それにしても何度もここへ来たことがあるが、塔のある西洋式ビルにそんなしゃれた名前があるということをこの日初めて知った。

 キングは神奈川県庁、クィーンは横浜税関、ジャックはその間にはさまれて小さく見えるが横浜開港記念館である。
 横浜に着いた船乗りが名付けたものらしい。


横浜3塔CM そういわれてみると、JRの電車のポスターや開港博の広告ポスターにもよく登場していることに気づく。

 もっと詳しい話しはここに載っています。
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2009年06月03日

いよさんの笑顔はみんなを幸せにする

 いよさんは水曜日と日曜日をのぞく毎日、近くのデイケアに通っています。
 ときどき「行きたくない」といいだします。
月曜、木曜、土曜は入浴があるのですが「今日はお風呂の日だよ」というとよけいに嫌がります。なにせお風呂嫌いのおいよさん(略して「ふろきらのおいよ」)なのですから。

 いよさんが「行きたくない」と言っても気分を変えたら行くようになるのですが、ときどきそれにも失敗して休んだりすることもあります。そんなときは「あ〜あ、いよさんはデイケアを『ずるやすみ』しちゃった」といいますが、決してそれを非難することはしません・

 ところで最近、こういうときにいうとてもいいことを発見しました。
「いよさんの笑顔はまわりの人みんなを幸せにするんだから、デイケアに行って笑顔を振りまいてみんなをしあわせにしてあげなさい。行ったらニコニコしているだけでいいんだから。」
とこういうことにしたのです。
 するといよさんは
「ありがとうございます。そういわれるとてれるなあ」
とまんざらでもなくなって、行く気になってくれます。

 毎日曜日に教会にいくときにも「いきたくないなあ」というのですが、わたしが同じことをいうとだいたい連れ出すのに成功します。

 笑顔のステキな自慢の母はつい最近90歳(卒寿)をむかえました。今度の終末に子どもたちがみな集まってお祝いをします。

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