2011年04月26日

なんでこんなに悲しいことが(その2)教皇の答え

前に「なんでこんなに悲しいことが」という日本人少女の質問に、教皇ベネディクト16世がお答えになったことを東京新聞の記事から紹介しましたが、この質疑の全文がヴァチカン放送のホームページに紹介されていました。
それをここでも紹介しましょう。

質問は全部で7つあり、教皇は一番最初に、日本の少女からの質問に答えられた。

この質問は、震災の大きな恐怖と悲しみを訴え、なぜこのような悲しい目に会わなければならないのか、と問うもので、教皇は苦しむ日本の人々に「神は皆さんを愛しておられます」と伝えながら、被災した日本のために祈りと連帯を改めて表明された。

日本の少女からの質問と、これに対する教皇の回答は次のようなものだった。


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posted by mrgoodnews at 10:14| Comment(0) | 宗教教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月25日

The Power of Words 言葉の力

Digital Catechesis で紹介されていたYouTube Video です。
英語版だけど、英語が分からなくてもわかります。



この女性が何を書いたのか. とても興味を引きます。授業だったら、最後の場面が出る前に生徒にきいてもいいかもしれません。

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posted by mrgoodnews at 10:31| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

なぜこんな悲しいことが………

教会の友人が東京新聞の4月23日のこんな記事を紹介してくれました。
「なぜこんな悲しいことが −7歳少女が法王に訴え」という記事です。

この記事によると東日本大震災で被災した日本人の7歳の少女が「なぜ子どもたちがこんなに悲しまなければならないのですか?」とローマ教皇に質問したのだそうである。
教皇ベネディクト16世は「答えはないかもしれませんが、大切なのは紙があなたがたのそばにいるということです」とお答えになったという。

私は現教皇のベネディクト16世はどうしても好きになれないカトリック信者だが、この教皇の発言はとてもいいと思う。すこし教皇を見直した。
奇しくも、私が前に紹介した「 Why Could God Let This Happen?」というときに対するイエズス会士の答えと一致している。

「それは神が人間に与えられた試練です」とか「それは人間の罪の結果です」とかいう答えをされなかったということはなぜかうれしかった。

これは22日の国営イタリア放送協会のカトリック教徒向けのテレビ番組で放映されたものだという。その日本人の少女はビデオレターで教皇に質問をしたらしい。
教皇にビデオレターで質問をしたというその日本人少女もたいしたものである。「サンタクロースはいるんでしょうか」とニューヨークサン新聞社に質問したバージニア・オハンロンみたいな少女である。
もっともこの背後には誰かこの日本人少女を唆した大人がいるんだろうと推測が生まれてくるだろうが、実際はどうだろうか。

この記事をご覧になりたい方はこちらへ

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2011年04月19日

樹木の生き残り戦略を書いた本2冊

樹木の生き残り戦略について書いた2冊の本を読んだ。おもしろかった。作者は渡辺一夫さんと言う森林インストラクターである。
私もこういう本が読みたかったし、自分でも書きたかった本である。

ひとつは「イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか―樹木の個性と生き残り戦略」という本である。
もうひとつは「アセビは羊を中毒死させる」である。

生き急ぐクスノキ、空間の魔術師フジ、日本にだけ生きるコウヤマキ……森で起こっている樹木たちのドラマを知れば、樹木がもっと身近に、もっと楽しくなる。
「常緑広葉樹」「落葉広葉樹」「針葉樹」に属する、日本の樹木28種が過酷な環境やライバルに負けず、生き残るためにとっている戦略とは?
個性あふれる戦略を知ることで、樹木のことがもっとわかる。
生き方、競争、繁殖、死……28の樹木のスリリングな物語!


いずれもとても興味深かった。

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posted by mrgoodnews at 21:45| Comment(0) | 野草・樹木・森・里山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

等々力緑地日本庭園池の鯉のけなげさ

川崎の等々力緑地にある日本庭園にいきました。
日本庭園の池と釣り堀のある池がつながっているのですが、水面差が5センチくらいあり、堰みたいなもので区切られています。
その堰を池の鯉が超えようとしている。そのけなげな鯉の努力に拍手を送りたいので思わず載せました。



別になんということもないかも知れませんが………。

こちらも読む
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川崎市民ミュージアムにて「笑い」手塚治虫作に合った

川崎市の等々力にある「川崎市民ミュージアム」にいきました。
そこの展示場に手塚治虫作「笑い」というモニュメントに出会いました。
「こんなところにこんなものが」という発見でした。川崎と手塚治虫はゆかりが深いのでしょうか。

その前にたつと自動的にスイッチが入り、笑い声とともにたくさんの顔に光りがともっていきます。その顔が一つ一つ表情が異なっていて、見ているこちらもついつり込まれて笑ってしまいます。

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posted by mrgoodnews at 16:36| Comment(0) | こんなところに行きました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

10 Things to Learn from Japan 日本から学ぶべき10のこと

友人から教わりました。検索してみるとたくさんのところで紹介されています。
日本人にとってはこれは励ましとなる最高のメッセージかもしれません。
ちょうど、お世辞だと知りながらも嬉しいときの気持ちににています。
どうも出どころは世界銀行や国際通貨基金のスタッフの間で回っていたもののようです。

10 things to learn from Japan-
日本から学ぶ10のこと

1. THE CALM--Not a single visual of chest-beating or wild grief. Sorrow itself has been elevated.
静寂ーーーそこには威勢よく騒ぐ人はなく、嘆きにくれ叫ぶ人の姿もない。ただ、悲しみの存在だけがこみあげている

2. THE DIGNITY----Disciplined queues for water and groceries. Not a rough word or a crude gesture.
威厳ーーー水と食料のための待ち行列は規律があり、そこでは荒い言葉をはいたり、粗雑な行動をとる人がいない

3. THE ABILITY--- The incredible architects, for instance. Buildings swayed but didn’t fall.
能力ーーー信じがたいほどの能力ある建築家たち。ビルは揺れた。しかし崩れたビルはなかった

4. THE GRACE-----People bought only what they needed for the present, so everybody could get something.
品格ーーー人々は自分達が当面必要としたものだけを買った。だから、皆がそれぞれ何かものを手にいれることができた



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2011年04月08日

アメリカの「千羽鶴」の祈り

Digital Catechesis というカトリックの SNS を主催するのは、Sr.Caroline Cerveny, SSJ-TOSFという方で、修道女です。SSJ というのはどこの修道会かわからないのですが。
このシスターのブログに “Paper Cranes for Japan” campaign が紹介されていました。「千羽鶴」を日本の若い被災者を励ますために折るという運動です。

この運動を最も早くはじめたのはハイチの学校だったとか。きっと日本の学校からの千羽鶴を受け取っていたのでしょう。

また広島原爆の佐々木禎子さんと千羽鶴の話しも紹介されています。

さらに「折り鶴の作り方」も紹介されています。

千羽鶴は祈りなのだとあらためて思い至りました。そういえば去年 kumiko という歌手が「祈り」というテーマの歌を紅白で歌っていたのを思い出しました。これはさだこさんと千羽鶴のことを歌った歌でしたね。

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2011年04月07日

Finding Faith amid Disaster(悲劇の中に信仰を見出す)

友人のカトリック学校の「宗教」の教員が同僚から「あなたはカトリックでしょう。神様は今回の大災害をどう考えているのか。」と、休憩室で唐突に聞かれたそうです。その時友人は答えに窮し、とっさにその答えを見つけられませんでした。

このような大災害も神様のみ摂理(みむね)なのですか? 
神様のご計画の内に含まれているのですか?
愛である神様がどうしてこんな不幸を人間に与えるのですか?

こういう疑問を持ってしまうのは当然です。わたしも神に向かって叫びたくなります。
それで、この前震災の前ですが、「心のともしび」の「死者を偲ぶ」というシリーズの「死後の楽しみ」の話しの中で次のように述べてしまいました。

(死んでからの)最大の楽しみはイエスにも神さまにも直接お会いすることができるということです。お会いしたら、まっさきに聞いてみたいことがあります。それは、 この世界に、貧困や差別、災害や戦争などの不幸な出来事がどうしてこんなにたくさん起きるのかということです。


あ、これ読んでみてください。けっこう気に入っています。

ところで、私はアメリカの Digital Catechesis というカトリックSNS のメンバーなので、ときどきそこからニュースが送られてきます。これについてはまたあらためて紹介することにしましょう。
そこをきっかけにしてネットサーフィンをしていたら、こんなサイトを見つけました。

「Finding Faith amid Disaster 悲劇の中に信仰を」というテーマの記事が書かれていました。

それは“How could God let this happen?”「なぜ神はこのような悲劇を起こさせたのか?」という問いかけにいろいろな宗教者たちがどう答えているのかをリストしています。

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posted by mrgoodnews at 15:54| Comment(0) | 宗教教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする