2011年05月29日

おもしろ科学「ゴムヘリコプター」の興奮

5月14日都筑地区センターで行われた「おもしろ科学たんけん工房」の塾でゴム動力のヘリコプターをつくった。
そのあと、近くの公園に行っていっせいにとばしっこをした。
これが実によく飛ぶ。10メートルはあろうかという大木の上の方に引っかかってとれなくなってしまったものも出たくらいである。

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2011年05月23日

「こころの時代」の再放送をぜひご覧ください

前にお知らせした大船渡のイーピックスからのお知らせでご案内したように、NHK教育テレビ「こころの時代」に大船渡の山浦玄嗣さんとイーピックスの熊谷さんが登場した。
期待に違わずとてもいい番組だった。こういう大災害に対する希望と励ましのメッセージは外から与えられるものよりも、被災した人びとのなかから生まれてくるものだと思う。
5月28日(土)午後1時〜2時に再放送があるので、ぜひぜひご覧になるようにおすすめしたい。

とくに山浦さんは話しをされているときに、終始にこやかでこのたびの大津波で被災した町の医者だとはとても思えない表情だった。
山浦さんは水のひいた町に出てその惨状をつぶさに見て「さあ、やらなければ………」とかいう気になり、1階が胸までつかる浸水にあった診療所をすぐに再開されたのだそうである。
この番組のタイトルが「ようがす、引き受けた」というタイトルであった。この町の人びとはだれも「どうして俺たちがこんな目に会わなければならないんだ』という不平を聴いたことがないとも述べられている。

イーピックスの熊谷さんは、印刷所の倉庫が水につかり、山浦さんの「ケセン語訳聖書」の在庫分が売り物にならなくなったことを語られていた。
これをみて、わたしもその津波につかった「ケセン語訳聖書」をカトリック学校や教会で購入する運動を始めなければいけないと強く感じた。

ちなみにイーピックスの連絡先は
mail@epix.co.jp
です。
「こころの時代」の再放送を見て、ぜひ「ケセン語訳聖書」を購入して、復興を支援していただきたいと強く願う。

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2011年05月21日

「復興の狼煙」ポスターのすごさ

釜石発の「復興の狼煙」ポスターはすごい。いままで震災後の日本を励ますさまざまなポスターやメッセージを集めて来たが、やはりこれが最も力強く日本を元気にする福音的なメッセージではないかと思う。
これは瓦礫の街や避難所にいる市民の写真に一言のメッセージが添えられただけのものである。そこにはなんの技巧もレトリックもない。でもこの一言のメッセージほど日本人を強く励ますメッセージはないと思うのだ。

「前よりいいまちにしてやる」
「夢は勝つ。必ず勝つ」
「しおれてちゃ男がすたる」

製作したのは「沿岸部の人たちに何かできないか」と考えた盛岡市の広告が医者の男性と同僚有志、友人の都内のカメラマン。3月22日から釜石市で撮影し、感じたままのことばをつけたもの。

私は思わず大枚をはたいて、ポスターを購入した。私の家のまえと教会にぜひ貼り出そうと思った。教会がそれを受け入れてくれるかどうか,今ひとつ心配だが、ともかくそれはそれだけのメッセージをつたえている。多くの日本人を励ます、ちからづけるにこれだけのメッセージ力を持っているものはそうないと思う。

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2011年05月18日

「かるさん屋敷」井伏鱒二作を読んだ

井伏鱒二がキリシタン小説を書いているところが意外である。しかもそれは殉教の時代ではない。信長が溌剌と活躍していたときの安土のセミナリオが舞台である。九州有馬に作られたセミナリオとこの安土に作られたセミナリオの特徴をよく描いている。安土セミナリオの日常生活は興味深い。

本の裏表紙にある紹介文である

「かるさん」はポルトガル語の軽袗です。モンペの一種です。戦国のころ、ポルトガル人によって将来されました。当時の絵図で見るとモンペよりも仕立てがふっくらとしてなんとなく典雅です。……近江の安土城下に所在した学問所の門前にあった屋敷には、いつも軽袗をはいた人たちがいて、それで「かるさん屋敷」と呼ばれていた。


帯にはこんな風にこの本の紹介がある。

井伏氏の豊かな詩情のうちにユーモアとペーソスをたたえた独自の作風はすでに定評のあるところで「かるさん屋敷」は戦国時代安土城下のセミナリオに材をとり、当時信長が全国から集めたキリシタン学とのはつらつたる姿を描き、恋と夢と冒険にみちた青春物語です。


安土セミナリオにいた人々は、オルガンチノ神父、イルマンロレンソ了斉、漢文の教師碌々軒、国語の先生ビセンテ桐院、そして学生としては後の26聖人のひとりとなるパウロ三木、そして伊東マンショの兄伊東ジェロニモ義勝などが登場する。

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2011年05月11日

日本人の静かなパニック

あの日以来始めて会う友人たちには、いつも「そのときあなたは」と言うのを聞くことにしている。というか、こちらが聞くよりも前に勝手に語り出すのが普通である。

そんな中の一つ、ある友人がこんなことを話してくれた。

震災の会った翌日、大きなスーパーに買出しに行った。案の定、いくつかの生活必需品は品薄になっていて、それを買いあさる人たちの姿をあさましく思っていた。
多くのものを買い込んだ人たちがレジ前に長蛇の列であるが、皆静かに順番を待っていた。
ところがなかにあるレジの前にはあまり人が並んでいない。普通だったら底を目ざとく見た人が並びだし、われもわれもと続いて直ぐに他の列と同じように長蛇の列になるのだが、この日は違った。
その列に人が並ばないのである。「レジの店員がこちらにどうぞ」と言っても並ばない。
かれは店長と思しき人に「もっとあの列に並ぶようにお客さんに言ったらどうですか」と言ったのだが、その店長氏いわく「何度か言っているのですが、どうしてもだめなのですね。お客さんもみんな静かなるパニック状態で」
ついに彼はその列にならないレジを閉鎖してしまった。

この話を聞いて、私も思い当たることがあった。

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2011年05月09日

大船渡のイーピックスからの Good News

大津波で安否がとても気遣われた大船渡の山浦さんと熊谷さんについては、前に書きました。
そのイーピックスの熊谷さんから、次のようなニュースが入りました。

熊谷さんは大船渡で印刷会社を営むかたわらイーピックスという小さな出版社をおこし、山浦さんのケセン語訳聖書などの山浦さんの著書をはじめとして出版していました。
けれど今回の大津波で、工場と会社が押し流され、倉庫にあったケセン語訳聖書も水につかってしまったそうです。
さいわいご家族と会社で働く人はご無事でした。熊谷さんのご自宅も高台にあったので無事で、そこにプレハブの建物をつくり、再建がはじまったそうです。

ここで、お知らせしたい Good News のひとつは、水につかってしまった「ケセン語訳聖書」を販売しようとする動きがあるという新聞記事です。朝日新聞大阪版の5月4日の記事です。

もう一つは、山浦さんがまえに出たことのあるNHK教育テレビの「こころの時代」の取材があり、
5月22日(日)朝5時〜6時
5月28日(土)午後1時から2時
に、当地の山浦玄嗣先生の仕事や、流出したイー・ピックス出版、津波をかぶった『ケセン語訳聖書』のことが放映されるとのことです。
これは必ず見なければならないですね。

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2011年05月08日

いよさんが発するオーラ

最近、91歳の母いよさんをつれて、電車に乗ることが多くなった。先週の土曜日も湯河原まで行って、ある集まりに参加した。
いよさんを車いすにのせ、それをおしてでかけるのだが、これができるのも駅にエレベーターが完備されてきたからである。
鶴見駅で2回、横浜駅で乗り換えるときに2回、そして湯河原に行って会場に着くまでに3回もエレベーターに乗る。駅では「お手伝いが入りますか?」と駅員が必ず声をかけてくれる。自動改札を車いすが通り抜けられないので、切符を買って改札をしてもらわなければならない。

電車に乗るときに、声をかけられるのは駅員だけでない。ずいぶんいろいろな人に「手伝いましょうか?」と声をかけられるのが、うれしい。
この日は、京浜東北線の中で中国人とみられる人が日本語で声をかけてきた。
「おばあちゃん、お元気そうですね。とても輝いています」
「はあ、おかげさまで。ありがとうございます。」
こんな短いやりとりがあった。「輝いています」というのは、おそらく中国語では最高級の誉め言葉なんだろうなと想像してしまった。日本語ではこういう使い方はしないだろう。

東海道線の湘南電車の中では、前に座っている人が、ときどきいよさんを見ながらスケッチブックに色鉛筆でスケッチしていた。
スケッチが終わると、スケッチした絵をスケッチブックから切り離して、はいといって差し出された。そこに描かれていたのは、こんな絵だった。

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2011年05月07日

4/11鎌倉追善供養復興祈願祭「海の祝福」

3月31日に4/11鎌倉追善供養復興祈願祭のことをこのブログに書きました。
東日本大震災の1か月後にあたるこの日、鎌倉八幡宮にて、神社と鎌倉仏教会とキリスト教(カトリック雪の下教会・聖公会・日本基督教団雪の下教会)とが合同で祈願するという画期的な祈願祭となりました。

私はその模様をビデオに撮っておりました。
まず八幡宮舞殿にて合同祈願祭があり、ついで若宮通りを海に向かって托鉢しながらあるき、由比ヶ浜海岸にて「海の式典」が行われました。
そのうちの「海の式典」の部分を YouTube にアップしましたので、ご覧ください。



神主さんのお祓い、仏教関係の祈祷につづいて、イエズス会の英隆一朗神父による「海の祝福」が行われています。
英神父の唱えられた祈祷文を全文掲載します。

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2011年05月06日

驚きのハレルヤコーラスを見つけた

SIGNIS の友人から教わった YouTube 映像である。いかにもアメリカ、すばらしい!というかうらやましい!というか。ちょっと季節外れではありますが………。



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2011年05月01日

セードゥリウス・スコット作「復活祭の歌」

朝日新聞の4月23日 be on Saturday の高橋睦郎「花をひろう」という記事のなかで「復活祭の歌」が紹介されていた。中世イタリアのセードゥリウス・スコット作呉茂一訳である。

復活祭の歌

きのふの夜、まことの太陽、クリストスは蘇られた。
そこからまた蘇ったのは、主の畠の不可思議な穫入れ。
いまや野を一面に、真紅の花の間を蜜蜂の群が、
唸りをあげ飛び交しては、楽しい仕事に蜜を集める。
一方、いろんな鳥どもは、今しも空を、歌ごゑをもて
和ますと、一夜さ中、いま鶯は曲(ふし)をしらべる。
今しも、御堂(みどう)のなかでは、歌団(うたむら)が、
声を合わせてシオンを頌へ(たたえ)、
アレルイアと千度も、調子を取って歌ひあげる。
タドゥーさま、教会の父よ、復活祭の悦びをなにとぞお受けを、
当然のほまれとして、この光明の閾(しきい)に立って、ご機嫌よく。


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posted by mrgoodnews at 14:37| Comment(0) | キリスト教の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする