その「危機(crisis)」とは次のような性質を持っています。
Boiled Frog Problem
「Boiled Frog Problem」とは「カエルは熱湯に入れられるとすぐに死んでしまうが、水から徐々に温めていくといい気持ちになってでもそのまま茹で上がって料理になってしまう」ということを言います。「真綿で首を締める」みたいなことをいうのでしょう。
The far horizon problem
これはまだまだ遠くの世界で起こっていることで自分には関係ないと思っていることでしょう。
The Pace of change Problem
一方でこれは変化が速すぎてとてもついていけない問題ということです。
そもそも最大の危機は
Are we in crisis?
つまり、その危機に気づいていないことにあると言えるでしょう。
その「危機」とは次のように表現していました。
●Sexual abuse Crisis 性的濫用の危機?
Loss of trust
Loss of credibility
Loss of resources bankruptcy 資源の破産状態?
●Vocational Crisis 使命感の危機
precipitous drop in numbers of priest and religious
Inability in stuff schools,parishner,hospital
教会や学校や施設で働く司祭や修道者がこれについていけない
●Catechesical crisis 教えを伝えていく上での危機
We have largely failed to pass on our faith
Faith seems irrelevant
Faith seems shallow
信仰が浅く、現実離れしていく
●Attrition crisis 衰退の危機
not became angry but became boring
怒るのではなく退屈になる
●Leadership crisis リーダーシップの効き
Shifting roles for bishops,clergy,laity
司教、司祭、信徒の役割の変化
●Disunity crisis バラバラの危機
We are no longer one church?
Who's really Catholic?
Ideology has replaced mission
もはや一つの教会とは言い難い。誰がほんもののカトリックなのか?
●Victimology crisis 迫害と殉教の危機
We are under attack by the media, the liberals, the government
メディアや自由主義者や政府からの迫害を受けている?
●Resources management crisis 資源管理危機?
Consolidation,redistribution
Empty urban churches
Encumbered by useless facilities
意味のない道具で足手まといになっている
雰囲気がわかるでしょうか。ライス神父の話はとてもユーモラスで笑に満ちていました。
そのユーモアの意味はなかなかわからずに、疎外感に襲われるのですが、その雰囲気はわかるような気がします。
ただし、この話は次のように終わりました。
Even if true,so what?
Diminishes our responsibility
もしそれが本当だとしても、それがどうなんだ。
そういう問いに答えるかのごとく、かれはこう言って、話を明日につなぎました。
Crisis = danger plus opportunity
Why do we see only danger.
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