2012年09月27日

二つの幸せホルモン

9月8日の毎日新聞に「さあこれからだ −38− 感動幸せホルモン分泌」という記事があった。諏訪中央病院の医師鎌田實さんの記事である。
それによると、幸せを感じると分泌される2つのホルモンがあるそうだ。一つはセロトニン、もう一つはオキシトシンである。

セロトニンは、特に感動したり、幸せな気分を感じるときに分泌される。うつ病の治療に効果ある薬にもなっている。これは必須アミノ酸の一種で赤身の魚やチーズに含まれているトリプトファンを原料とする。
もう一つのオキシトシンの働きも興味深い。赤ちゃんにおっぱいをあげているときに、お母さんの脳内に分泌されることで知られるようになった。相手の身になって人の役に立っているときにも分泌されるのだそうである。
セロトニンが「自分を幸せにする」ホルモンなら、オキシトシンは「ほかの誰かを幸せにする」ホルモンである。「なんであんなに元気なのか」と不思議に思えるくらい人のために走り回っているひとがいるが、たぶんオキシトシンがその人を元気にしているのではないかと思う。


これらは愛情ホルモンとしてもよくしられている。愛情ホルモンには、ドーパミン、エンドルフィン、アドレナリン、ノルアドレナリン、テストテロンなどなどたくさんあるが、特にこのオキシトシンの働きはユニークであると言えよう。
私は、最期の最期まで人のために役立つようなこと、人を喜ばせること、福音を伝えることをし続けたいと望んでいるが、まさにこのオキシトシンをたくさん分泌できるようになればいいわけである。

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2012年09月20日

Free Hug も「世界を変えるゲーム」だと思う。

前に「Free Hug」というのを紹介した。
これも「世界を変えるゲーム」だと思う。
これを韓国で実際に行った日本人がいた。その映像がある。



これはすごいと思う。
さて、これが今の中国でできるかどうか。これやってみようという若者がいるだろうな。

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2012年09月19日

フラッシュモブというゲーム的運動

前に述べた「幸せはゲームが作る」という本の影響からか、どうもそういう視点で世界を見るようになると、そういう運動が結構存在することに気付く。
その代表は「フラッシュモブ」という運動ではないだろうか。フラッシュモブというのは、インターネット、特にEメールやFacebook などのSNSを介して不特定多数の人間が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為のことをいう。

前にいくつか紹介した。
フードコートでとつぜん「ハレルヤコーラス」が始まった
駅で楽器を持った人が少しずつ集まりだし、オーケストラが始まった

やはり圧倒的に多いのは、ダンスであろう。つい最近知ったのは



ベルギーのアントワープの駅で歌われた「ドレミの歌」である。とにかく周りにいた人を巻き込んで歌と踊りをできるところが素晴らしい。

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2012年09月12日

ゲームが古代リディアを飢饉から救ったという話

「幸せな未来はゲームが創る」という本の「はじめに」に次のような話が紹介されている。

アティスが小アジアのリディアの王であった約3000年前のこと、甚大な食糧不足が王国を襲った。人びとはそのうち豊作の時期がやってくるだろうと希望を持ち、しばらくはさほど不平を言わずに事態を受け入れた。しかし、事態は好転せず、リディア人はこの問題に対処するために、ある奇策を考えた。飢饉を乗り切るための計画として、一日はゲームに没頭して空腹を紛らわせ、その翌日は食事をしてゲームを控えることにしたのだ。この方策でかれらは16年を耐え抜き、その間にサイコロとナックルボーンズ(骨付きお手玉)とボール、そして原題に通じるゲームを考案したのだ。


ヘロドトスの「歴史」という書にでてくる話である。
リディアという国はBCの6世紀までトルコ半島に存在した実在の国である。この国が世界史に登場するのは、初めて貨幣をつくった国としてである。
この地が世界史上に登場するのは、前14世紀頃鉄製の武器を使っていたヒッタイトという国が存在したことによってであり、また前3世紀頃に存在したペルガモンという王国もこの地の国家である。ペルガモンにはアレクサンドリアに匹敵するような図書館があったが、エジプトは紙の原料となるパピルスの輸出を止めて、この図書館に対抗しようとした。そこから生まれたのが羊皮紙であった。
これらの歴史は、この地にすむ民の文化の高さを浮き彫りにしている。
この地の人びとが、鉄製の武器をつくり、サイコロをつくり、お手玉をつくり、そして貨幣を造り、さらに羊皮紙をつくり出したというのは、どこか相通ずるものがあるように思えるのである。

さらにこの書の終わりに、以下のように書かれていた。

サイコロゲームを18年続けた後、彼らは飢饉がまだ終わりそうにないことに気づきました。悲惨さから目を背けてただ待っているだけでは、この飢饉を生き延びられないだろうと彼らは悟りました。立ち上がって問題に直接取り組むことが必要だったのです。
そこで彼らは皆で最後のゲームをすることにしたのでした。
王国の住人が半々に分けられ、どちらかの半分がリディアにとどまり、どちらの半分がもっと暮らしやすい土地を求めて旅立つかがくじ引きで決められました。
リディアの食糧生産は、半分になった人口をはるかにたやすく養うことができました。
一方新しい土地を求めて旅立ったリディア仁たちはヘロドトスによれば、現在のイタリアのトスカナ地方に住み着いて繁栄し、きわめて高度なエトルリア文明をつくりだしました。それがローマ帝国にうけつがれていくのです。


「え〜っ。ほんとかな〜」というような話であるが、ヘロドトスの『歴史」に書かれている話しである。
マクゴニガル女史が、このリディアの話を「はじめに」でして、そして「おわりに」でもまたこの話の続きをしているところがじつに巧妙だといわねばならないであろう。「ゲームが世界を救う」という本のテーマに全くぴったりの歴史的秘話なのである。

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2012年09月11日

「幸せな未来は『ゲーム』がつくる」を読める幸せ

おそらく今年読んだ本の中で最もおもしろい本だったと思っている。
「幸せな未来は『ゲーム』が創る」(ジェイン・マクゴニガル著 妹尾堅一郎監修 早川書房 2011年刊)である。
原題は「Realityu is Broken ~Why Game Make Us Better and How They Can Change the World」(Jane McGonigai)である。
いま「ゲーミフィケーション」が注目されているが、この本はそれらの本以上に哲学があり、世界観があり、倫理がある。

近年、世界のオンラインゲーマーのコミュニティは数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。これは現実に不満を持つ人々による「大脱出」にほかならない。 なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? それは現実があまりに不完全なせいだ。現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。 そんな現実を修復すべく、ゲームデザイナーの著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるのだ。 世界最高のイノベーターと評されるゲーム界のカリスマによる刺激的社会改革論。


この本の表紙に書かれている紹介はうそではない。
第一部でまず、ゲームが開く「幸せ」の特徴を挙げる。

それは自発的であり、内発的であり、現実世界が満たせないでいる人間の真のニーズを満たしている。ゲームは現実がもたらさない報酬を人びとに提供し、現実ができない形で教え、示唆を与え、夢中にさせ、協力へと導く。


そして第2部で、ゲームはヴァーチャルな世界だけでなく、現実の中でゲームをすることへと導く。ARG(Alternative Reality Game 代替現実ゲーム)は部屋に閉じこもってゲームの世界にはまり込む若者たちを現実の世界へと連れ出そうとする。現実世界の中でゲームをすることへと引きずり込む。

第3部では、それで世界を変えようとするゲームを紹介する。ゲームの手法をもって、現実を変えようとするそんなゲームがたくさん紹介されている。

特に第一部であがかれている「幸福論」は、どんな哲学や倫理学の本に書かれている「幸福論」よりもわかりやすく、実感をもって迫ってくる。

詳しくは「その2」「その3」と少しずつ紹介していくことにしよう。

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2012年09月06日

鶴見駅西口駐輪場完成はしたが………。

鶴見駅西口といえば、首都圏でもワーストにはいる駅前の自転車駐輪状況。歩きにくいったらありゃしない。

これをなんとか打開すべく、バスターミナルの上に、かなり規模の大きい駐輪場が完成した。

ところがところが、これを使えるようになるのは、来年の4月なんだって。一刻も早くあの自転車を何とかしてもらいたいと思っているのだが、どうなっちゃってるんだ?このお役所仕事。

そもそも、果たしてこれで、あの歩きにくい駅前広場の駐輪状況は解消されるのか? 駅前の不法駐輪を解消するには、かなり強権的に手荒にしなければいけないような気もするが、それに駐輪している人はナットクするのかどうか?
ここは高みの見物としゃれこんで、先ずは行政側のお手並み拝見と決め込むか。

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2012年09月05日

不法移住のルーツは1492年にありというわけです。

Facebook上でまわってきたものを紹介します。



つまり、Illegal Immigration (不法移住)」は1492年、つまりコロンブスの新大陸発見からはじまったというわけです。

そういえば、もともとそこに住んでいた住民にとっては
あいつらは新大陸発見だと喜んでいるが、ここはもともとずーっとここにあっただ。あいつらばかでね〜の。

というわけですよね。

 

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2012年09月01日

「僕とLEDの10年」 という東芝のCMは傑作です。

Facebook でシェアされてきました。
このCMは傑作ですね。



何度も見ているといろいろな発見がある。
下の子はツインですねとか。

このBGはなんという曲か? 歌手は? なぜ日本語の歌ではないのか?とかいう疑問も出てきます。

こちらにもあります
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