今年の179号から、表紙だけはネットでカラー印刷を発注しています。クリスマス号の発行部数は370部ですが、表紙の片面のカラー印刷は8000円弱です。これを高いというか安いというかは評価が分かれるでしょうが、おかげでとても見栄えが良くなったと好評です。
今号は「信仰年によせて」という特集と「主任司祭の叙階30周年おめでとう」という特集を組んで28ページものとなりました。なかなか読み応えのある号ができたと思っています。
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決めるということ
小学生の頃 国語の授業で
「決める」という字を習ったときに
「なぜ水と関係ないのにサンズイなのですか?」とたずねた子がいた。
もの静かでセンスのいい女の子であった。
「いい質問ですね。調べてみましょう。」
担任の声でいっせいに
シャラシャラと辞書をめぐる音が
かわいた秋の教室にひびき
「川の堤防が切れるっていう意味があるぞ!」
と誰かが叫んだ瞬間を
この季節いつも鮮やかに思い出す。
決めるということは
字の由来からして
それだけでじゅうぶん劇的なのだ。
「死後どうなるのか』と聞かれると松田さんは病院から見える海を進む船を見ながら「船は水平線に消えて見えなくなりますが、その先でまだ動いているのですよ。」と話し、間接的に死がすべての終わりではないと伝える。
朝日の記事の見出しは「現場に生かす祈りの力」「心のケアできる専門家■信仰押しつけず」「宗教者の人財育成始まる」
東日本大震災を契機に悲しみを分かち合い、心を静める「祈りの力」が見直された。しかし、病院や仮設住宅では一般的に「宗教者お断り」。宗教者が社会貢献するために、医師のように専門職として認められるにはどうしたらいいのか。悩みながら養成が始まっている。
毎日の見出しは「宗教者死に直面する人支え」「あの世否定せず傾聴」「被災地病院での活動養成」リード文は次のようである。
東日本大震災では、多くの宗教者が被災地に入り支援活動に取り組んできた。hしに向き合う人たちの心のケアに、宗教者の存在が認められている。仮設住宅や病院など公共の場で活動できる宗教者養成の試みも始まった。
実存主義心理学者のムスターカスの理論で、教育現場にもっとも適したリレーションづくりの理論と技法である。
ワンネスは「being in」つまり人の内的世界を共有しようとする姿勢のことで、相手が喜んでいるときにはこちらも明るい気持ちになり、相手が悲しんでいるときはこちらも気持ちが重くなるというように、相手の内的世界を共有しようとする姿勢である。
ウィネスは「being for」つまり人の役に立つことをしようとする姿勢であり、われわれ意識、身内意識、見方意識ともいうべき意識である。具体的な主な行動は「愛でる」「リフレーミング」「行動」の三つである。
アイネスとは「being wuth」人とは違う自分を打ち出そうとする姿勢である。
具体的には自己開示、自己主張の二つがある。「私メッセージ」で語ることでもある。