2005年06月17日

6174は不思議の数字 電卓で遊ぶ数の不思議 その3

またまた任意の4桁の数を思い描いてメモしてください。
ただし「ぞろ目」はダメです。
その数のそれぞれのけた数を大きな順に並べた数から、小さな順に並べた数を引いてみてください。
例 4231を思い浮かべたとします。
4321−1234=3087
またそれぞれの桁の数を大きい順に並べた数から小さい順に並べた数をひきます。
8730−378=8352
同じことを繰り返します。
8532−2358=6174
7641−1467=6174
別な数でやってみましょう。
1000を思い浮かべたとします。
1000−1=999
9990−999=8991
9981−1899=8082
8820−288=8532
8532−2358=6174
7641−1467=6174

何度か同じことを繰り返していくと、かならず6714という数になっていきます。
この6714という数はどういう数なのでしょうか。

代数かなんかで実際に繰り返し計算をしないでこの数を導き出すことができるでしょうか?
(1000a+100b+10c+d)−(1000d+100c+10b+a)
=999(aーd)+99(b−c)
というところまではわかるのですが、そこから先の解明については残念ながら私はまだ成功していません。
どなたか成功したら教えてください。お願いします。
これが9の倍数であることはすぐにわかるし、またそれぞれの桁の数の合計が18であることも経験的にわかるのですが。
6714=9×2×7×7×7
であることも関係あるかもしれません。

この数はカプレカの数というのだそうです。
http://www.geocities.jp/hagure874/kapu.html



では、今度は3桁でやってみましょう。
100−1=99
990−99=891
981−189=792
972−279=693
963−369=594
954−459=594
この引いた数は11と9の倍数、つまり99の倍数になるのですね。
これは
(100a+10b+c)−(100c+10b+a)=99(aーc)
という代数式からもわかります。
これもかならず594という数字に行き着きます。
この594という数字を計算以外の方法でどうやって導き出したらいいのか、
そこが問題です。これは6714よりは簡単かもしれません。
594=11×3×3×3×2=99×6
ということも関係あるのでしょうか。

2桁の場合は、これは簡単ですが、特定の数には収束しませんね。
では5桁の場合はどうなるか?
6桁の場合はどうなるか?
これもやり出したら、はまってしまいます。

ね、数って不思議でしょう。
他にもこういう不思議な数があったらぜひ教えてください。
お願いします。


では、今度は3桁でやってみましょう。
100−1=99
990−99=891
981−189=792
972−279=693
963−369=594
954−459=594
この引いた数は11と9の倍数、つまり99の倍数になるのですね。
これは
(100a+10b+c)−(100c+10b+a)=99(aーc)
という代数式からもわかります。
これもかならず594という数字に行き着きます。
この594という数字を計算以外の方法でどうやって導き出したらいいのか、
そこが問題です。これは6714よりは簡単かもしれません。
594=11×3×3×3×2=99×6
ということも関係あるのでしょうか。

2桁の場合は、これは簡単ですが、特定の数には収束しませんね。
では5桁の場合はどうなるか?
6桁の場合はどうなるか?
これもやり出したら、はまってしまいます。

ね、数って不思議でしょう。
他にもこういう不思議な数があったらぜひ教えてください。
お願いします。
posted by mrgoodnews at 21:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 数の神秘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今更数年前の記事にレスするのも何ですが
3桁の場合は495に収束します。954-459=495ですし。

6174の証明は、(a-d)と(b-c)をそれぞれ変数にして計算するのがベタです。基本的には総当たりでも0&#8804;(b-c)&#8804;(a-d)<10なので、(a-d)と(b-c)が高々54通りしかありませんしね。(概算ですが)
各位の数字を(a-d)と(b-c)であらわせる(これは(b-c)=0と(b-c)≠0の2通りある)ので
それを大小にわけて場合分けすれば、結局(a-d,b-c)=(6,2)しか定数に成りえないことは簡単にわかるはずです。
なかなか面白いトピックです。 と某高校生でした。
Posted by 隊長 at 2008年08月12日 20:33
カプレカー定数については月刊理系への数学2006年1月号に記事があります.少し古いので手に入りにくいかも知れません.
さて,記事から引用してみますと,循環性を持つ数であるためには4桁の数で並べ替えた最大数をabcdとして最小数dcbaとの差ABCDが{a,b,c,d}の組み合わせで表せる事である.
D=10+d-a
C=10+c-1-b=9+c-b
B=B-1-C(b>c)
A=A-D
上の式は筆算を用いると直感的に理解しやすいと思います.変数が4で式が4あるので4元連立一次方程式となり解は存在するはず.{a,b,c,d}の組み合わせは24通りで,(A,B,C,D)={b,d,a,c}が唯一の解.
これを解いて(a,b,c,d)={7,6,4,1}を得る.abcd-dcba=bdacつまり7641-1467=6174.
因みに6桁では549945,631764で7桁では無し,8桁では63317664,97508421となるそうです.なかなか興味深いですね.
Posted by 通りすがり at 2008年11月12日 18:16
訂正
D=10+d-a
C=10+c-1-b=9+c-b
B=b-1-c(b>c)
A=a-d
すみません.
Posted by 通りすがり at 2008年11月12日 18:19
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