2005年12月24日

アガサ・クリスティ「ベツレヘムの星」

●名探偵ポワロのシリーズで有名なミステリー作家のアガサ・クリスティはクリスマスになると短いクリスマスストーリーを発表していました。「クリスマスにはクリスティーを」というわけです。
 その中でもっとも傑作といわれるのは「ベツレヘムの星」(早川書房刊)という短編です。

 舞台はベツレヘムの馬小屋。幼子を見つめているマリアに天使が現れ、「この子の未来を覗かせてあげよう」といいます。マリアは胸をときめかせながら未来を見るのですが………。
 まず見せられた場面は「ゲッセマネで祈るイエス」であり、次にゴルゴダの丘へ十字架を背負いながら歩む場面、そして2人の盗賊と共に十字架につけられた場面、そしてイエスが裁判で死刑を判決される場面であった。
 マリアはこれが私の子の未来であるわけがないと否定するのですが、天使は「これがこの子の未来なのだ。もしこの子にこういう辛い目に遭わせたくないなら、この子を私があずかってもよいが…………。」
 マリアはこの天使の申し出をことわります。そして結末はミステリーのような「どんでん返し」があったりして興味をそそります。

●小説の結末をクリスマスの朝にする作品が結構あります。アンデルセンの「マッチ売りの少女」がマッチの最後の一本をするのはクリスマスだったでしょぅか(おおみそかだったかも)。「フランダースの犬」の結末はとても悲しかったけれどこれもクリスマスだったのですね。またオスカー・ワイルドの「幸福な王子」が倒れ、ツバメが死んでしまうのもクリスマスの朝だったと思います。

●アメリカの画家ノーマン・ロックウェルの作品にはよくサンタクロースが登場します。なかでも「サンタ発見」という絵ではタンスの中からサンタクロースの衣服を見つけて呆然とするこどもが描かれています。パパがサンタだったのかということを知ってショックを受けているこどもの絵なのです。

●アフリカの村で医師として働いている青年を歌ったさだまさしの「風に立つライオン」の歌にもサンタクロースが登場しました。「こんな雪のないアフリカの小さな村にもサンタクロースはやってきます。去年はぼくでした。」というせりふがありました。

●クリスマスほど、多くのストーリーを作り出し、多くの人に希望と喜びを与え続けてきた出来事はなかったでしょう。あなたにもすてきなクリスマスストーリーがあるように。



posted by mrgoodnews at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 福音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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