2006年11月14日

クリスチナ・ロセッティと「風」

「風」という歌はよく知られた小学唱歌である。

たあれか風を見たでしょう 
僕もあなたも見やしない 
けれど木の葉を震わせて 
風は通りぬけてゆく

たあれか風を見たでしょう
あなたもぼくも見やしない
けれど木立が頭を下げて
風は通りすぎてゆく


西条八十の訳詞で有名である。
英語の詩は

Who has seen the wind?
by Christina Georgina Rossetti

Who has seen the wind?
Neither I nor you:
But when the leaves hang trembling
The wind is passing thro'

Who has seen the wind?
Neither you nor I:
But when the trees bow down their heads
The wind is passing by.


この詩はヨハネ3章8節がもとになっているという。

風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれたものもみなそのとおりである。

風はギリシャ語で「プネウマ」。霊もまた「プネウマ」なのである。

ところで「風」の作詞者クリスチナ・ロセッティ(1830〜1894)はラファエル前派の画家・詩人ガブリエルの妹.13歳で作詩をはじめ,つましい一生に多くの詩をものした.その自然観・人生観・宗教観は雄大でも激越でもないが,詩は谷水のように清く,散る花のごとき侘しさをたたえている.
この女性の詩と生涯もまた調べてみることにしよう。
posted by mrgoodnews at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩、歌、祈り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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