カトリック三島教会をたずねたついでに、三島駅からバスに乗って柿田川湧水地を訪れました。三島は湧水の町です。町のいろいろなところで水が湧き出ています。
なかでもこの柿田川湧水は東洋一の湧水量だそうです。川底の砂を巻き上げて水が湧いてくる様は毎回来るたびに感動します。国道一号の真下から水がわきでて、ここから川が流れ出しています。
しかもその水は、富士山に雨や雪解けの水がしみこんで100年後に湧き出てくるものだそうです。
ここはもとは紡績工場が廃棄物を流していたところであったのを、トラスト運動を展開して、この湧水を復活させたという話しをボランティアのガイドさんが、紹介してくれました。これにも感動しました。
また柿田川公園の中にあった貴船神社には写真のような「水五訓」という立て札がありました。
水五訓
一,自ら活動して他を働かしむるは水なり
一,障害に逢いて厳しくその勢力を倍加するは水なり
一,常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一,自ら清くして他の汚濁を洗い而して清濁併せ容るは水なり
一,洋々として大海を充たし、発して雲となり雨と変じ、凍りては玲瓏玲たる氷雪と化してその性を失わざるは水なり
老子の「上善如水」を思い出します。
私は、埼玉県から静岡県にドライブすることが多く。柿田川湧水地は五年程前に箱根を通るついでに何度か行ったことがあります。
といっても、川沿いを見るだけなので、水源までは行きませんでしたが。
今くらいの時期には見ているだけでも気持ち良くなります。
ここでリラックスしてから箱根越えというお約束だっただけに懐かしくなり、また行きたくなりました。