以前、J.D.Freeman の「私はそこにいます」という詩を紹介しました。その詩が掲載されていた「詩集 永遠のかなたから」(原題は「What God is Like」」に次のような詩があります。まさに今の詩です。
五月の讃歌 J.D.Freeman
陽光の のびやかな 衣は
色鮮やかに 燃える大地を
あでやかに 晴れ着で飾る
地球は 今 聖歌隊
芽をふく森は 緑の賛美歌
目に見えぬ大気さえ
光りに溢れ そよそよと
聖歌のように うねり漂う
懸命に 賛美する
小鳥や 森の木に
どうして 私が負けて おられよう
五月の 生きる喜びに 溢れ
かぐわしい草地の咽喉より
力の限り 讃美する花に
どうして 私が負けて おられよう
愛なる主を 春を
そして 生きる喜びを
私は 歌う
MAY CANTICLE
Now sunlight's seamless robe
Enwraps the growing globe
In holiday attire.
The world becomes a choir:
The budding woods are green
Hymns; even the unseen
Air, light-suffused and calm,
Rolls round us like a psalm.
And shall my mind not be
As much as bird or tree
A canticle of praise?
Do I too not have May's
Delight in livingness
And shall I laud God less
Than flowers that poor their notes
From fragrant meadow throats?
The Lord of love and spring
And joy-in-life I sing.
「地球は今 聖歌隊
芽をふく森は緑の賛美歌」
このフレイズがとてもいい。つい私の口からも出てしまう歌です。