2007年10月02日

自民党派閥、相撲部屋、銀行の系譜のわかりにくさ 

 わたしの隣でいつも一緒にお弁当を食べている社会科の先生はやたら系図に強い。

 まず最近の自民党の派閥がわからないので聞いてみた。津島派とか伊吹派とかいう最近の自民党の派閥はどういう流れなのか聞いてみたら、いろいろと説明してくれた。
 田中派とか福田派とか中曽根派とか三木派とかいったいわゆる「三角大中」とか「角福戦争」とかいう時代は少しはわかっていたが、その後がとんと見えなくなっていた。そこからの流れを説明してくれただけでなく、次の日には自民党の派閥の離合集散図を書いたものをコピーしてもらうことができた。

 そういえば、最近の系譜にはわからなくなったものが多い。次に話題に上ったのは相撲部屋である。どこの相撲部屋はどこの部屋から独立して、その親方は現役時代の何という力士であったかというのをすぐに説明してくれた。栃錦が春日野部屋で若乃花が花籠部屋で柏戸は伊勢が浜部屋、大鵬が二所関部屋であるくらいまでは何とかわかったがその後はほとんど見えてこない。こちらは分離独立していくばかりで統合されていくというのはないようなので、ますますわかりにくくなりそうで、自民党の派閥よりも複雑そうである。

 もうひとつわかりにくいものがあげられた。それは銀行である。昔の都銀(富士、第一、勧銀、興銀、大和、三和、三井、住友、協和、三菱、東京)の時代のなじみの銀行名が消えて、みずほ銀行やUFJ銀行、さくら銀行、あさひ銀行(いまはないか)が昔の銀行の何と何が合併したのかがわからない。東京三菱とか三井住友とかいうのはわかりやすいのだが、まあこちらはむかしよりも銀行が統合されて少なくなったので、自民党の派閥や相撲部屋よりはわかりやすいのだろうが……………。

 まだ系譜がわかりにくくなったものがありそうである。

 

 
posted by mrgoodnews at 00:35| Comment(0) | 歴史のおもしろさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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