漢文氏が木の話しをひとくさりしたあと、英語氏が加わった。そこで彼が紹介してくれた話し。
「フリー・マーケット」というと「free market」と思っている人が多いだろうが(わたしもそう思っていた)実はあれはまちがいで、本当は「flea market」なのだそうだ。flea とは蚤。「蚤の市」というのは正しい翻訳なのである。
なぜ「のみ」なのかと聞いても英語氏は応えられなかった。ある人は蚤がたかっているようなボロの服を着た人が集まったのでいうのではと想像力を逞しく説明した。さっそく広辞苑のやっかいになった。
Wikipedia には、ヨーロッパの大都市の各地で春から夏にかけて、教会や市庁舎前の広場などで開かれる古物市。パリの蚤の市が有名。flea marketはフランス語marché aux pucesの訳。但し、fleaは身体の血を吸うノミではなく、ここでは汚らしい、みすぼらしいといった意味で使われている。