結婚式場は松江の「グランラセーレ八重垣」とかいうところでした。すぐ隣が八重垣神社だったので、そこにも行ってみました。
八重垣と聞いて、つぎの歌を思い出す人も多いでしょう。
八雲立つ 出雲八重垣
妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を
この歌は最初につくられた和歌として国語の教科書にも載っています。スサノオノミコト(須佐之男命)の作として古事記に紹介されている歌です。
この歌の作られたところがこの八重垣神社でした。
高天原から追放されたスサノオノミコトは、この地でヤマタノオロチと戦ったときに、櫛名田比売(くしなだひめ)を守るために、八重垣をつくり姫をその中に囲ったところがこの八重垣神社であると書かれていました。
近くには、櫛名田比売が姿や顔を映していたという「鏡の池」もありました。
だからこの神社は、縁結びの神であり、夫婦和合の神をまつった神社でした。境内には夫婦椿が植えられていました。これは根元が二つあって、それが途中で一本の木になっているというものでした。連理の枝というわけです。
その夫婦椿が3本もあったのです。