「先生、今日はおんなっぽ〜い」
「女の先生が女っぽくしていたらいけないわけ」
どうやら、体育の女の先生と生徒とのやりとりです。体育の先生だから、いつもはジャージ姿ですし、どちらかというと男っぽいカッコしているあの先生のようです。
壁を隔ててその会話を聞いてしまった社会科の男の先生と女の先生、それにわたしもこのやりとりを聞いていて、おもわず、その「おんなっぽい」カッコをしているその先生を見に部屋から廊下に出て行ってしまいました。
そして、おもわず「お〜」と納得してしまいました。
確かに生徒のいうとおり、どことなく「おんなっぽ〜い」スタイルです。それがよく似合っているんです。
この先生と生徒のやりとりも、ここはやはり女子校だと思わせるものだし、またそれを聞いてわざわざ見に行く私たちもまた私たちなのかもしれません。
そういえば、こんなこともありました。
同僚の若い男の先生が、とつぜん白衣を着だしたのです。チョークの粉でスーツが汚れるからといっていますが、にあうの、にあわないのって、もう大変。授業にいくとそのことでもちきり。廊下ですれ違っても生徒たちの質問攻めにあって、ヘキエキぎみのようです。
「すぐなれるよ」っていっていますが……………。
まさに女子校だなって、思ってしまう毎日です。