落葉樹の冬の樹木は、葉もなく花もないので、おもしろくないと思ってしまいますが、よく観察してみるとけっこうおもしろいことを発見します。特に私は樹木の幹の木肌と枝ぶりに注目しています。
今日はサルスベリとキリの木の枝ぶりと木肌を紹介しましょう。この二つの木に共通することは、葉っぱがすっかり落ちたあともしばらく実が残っているということでしょうか。
サルスベリは小さな実を木に残しています。春の芽出しは遅いのですが、3〜4年芽の枝を春に挿し木にすると活着しやすく、その年の夏には開花するということです。
幹はその名前のごとくサルもすべるくらいつるつるして美しい幹です。
桐の木はいつまでも実をのこすとともに、花芽を円錐花序に多数つけています。
幹は若木では皮目が目立ち、成木では縦にさけるようです。写真はおなじ桐の表と裏の幹の様子です。表と裏ではまったく違う木のようです。
桐の木はノウゼンカズラ科なのですね。そういわれてみると花の形がどこか似ているかもしれません。