2008年03月03日

プラスティック消しゴムの話

 学校には名前がその実態とそぐわないものがけっこう多い。

 たとえば「ゲタ箱」。今時学校に下駄を履いてくるものはめったにいない。

 たとえば「筆箱」。エンピツやシャーペン、ボールペンは筆箱に入っているが、筆の入っている筆箱は皆無ではないか。
 
 たとえば「黒板」。ほとんどの学校の黒板は今は「黒」ではない。おそらく「緑」であるだろう。

 そして「消しゴム」。これもゴムでできていない。今の趨勢はプラスチック消しゴムである。

 ところで今回の話題はその「プラスチック消しゴム」
。物理を教えている女の先生がこんなことを教えてくれた。
「プラスティックのケースの上にプラスティック消しゴムを裸のままで置くのはよくない。」
「じつはプラスティック消しゴムにはそれ自体をやわらかくするための軟化剤が含まれていて、これがプラスティックのケースに置いてあると、接しているプラスティックを溶かしてしまう」
「だからプラスティック消しゴムは紙に巻いてあるのであって、あれは意味があることなのだ」
posted by mrgoodnews at 23:57| Comment(0) | 教育・学校・授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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