2008年05月08日

郡山半次郎「舌もじり」は楽しい言葉遊び

「詩ってなんだろう」(谷川俊太郎著 筑摩書房刊)を読んでいたら、郡山半次郎作「舌もじり」に出会った。
 こういう詩が紹介されていた。

 しかもかもしかもしかだがしかし 
 あしかはたしかにしかではない


 ばった

 ばった ねばった ふんばった
 いばった ばった がんばった

 ばった しまった はやまった
 こまった ばった あやまった

 ばった へばった くたばった
 はいつくばった しんじゃった

 ほかに探してみたら、

 くついくつつくる くついつつつくる

 このこのみのこのあまみ このこのみのこのおもみ

 はものやきものやはきものや 
 さかやにかさやにさかなやに 
 やおやややどや

 こがめもこがももこがもめもかごのなか

 この作者郡山半次郎氏は、島津家代々のお抱え絵師を曾祖父に持つかたで、言葉遊びの詩人で朗読とオブジェ作家で活躍しておられるとのことです。

 郡山健次郎氏について以前このブログでも紹介したことがあるカトリック教会の鹿児島司教さんなのですが、ひょっとするとご兄弟なのではという感じがしました。お名前といい、薩摩の方であるところといい、風貌や性格といい、よく似ているのです。
 この司教さんも肩書きに似合わずじつにさばけた愉快な方です。
 もし違っていたら、失礼!です。
posted by mrgoodnews at 11:00| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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