2008年度カトリック映画賞は、柴田昌平監督「ひめゆり」に決まりました。
この作品は、沖縄戦における「ひめゆり部隊」の生存者たちが、証言として語ったものを丹念に記録したドキュメンタリー映画です。
少女たちはなぜ死ななければならなかったのか
自らだけが生き残ってしまったという
自責の思いを持つひめゆり学徒の生存者たちが
遺影の並ぶ暗い展示室で
若き友に今も語りかけている
案内のチラシに出ていた言葉です。
「まもなく、私たちは70歳になります。いつまで生きていられるかわかりません。私たちの体験をきちんとした形で映像で記録できないでしょうか。遺言として残したいのです。」
という生存者たちの願いに応えて、柴田昌平監督が13年間にわたり、22人の証言を撮影して、編集したものです。
授賞式及び上映会は
7月4日(金)
なかの ZERO 小ホール
開場 17時 授賞式及び上映 18時
上映後監督講演も予定されております。
チケットは1000円
前売りは、聖イグナチオ教会売店、サンパウロなどで販売されております。
カトリック映画賞の選定はSIGNIS Japan(日本カトリックメディア協議会)が行っており、私もその選定に参加しました。
日本人としてどうしても聞いておかなければならない貴重な「証言」だと思います。