2008年06月22日

森の「物語」の語り部になりたい

 今、私は「無職失業中」なのだが、個人的には「サバティカル中(充電中)」だと思って、新しい冒険にチャレンジしている。これがなかなかおもしろいのだ。

 一つは、「おもしろ科学体験インストラクター」であり、もうひとつは「森林インストラクター」である。

 「森林インストラクター」については、森林レクリエーション協会の養成講座と、神奈川県森林文化協会が主催するものと、園芸協会の行う通信講座とがあるようだ。
 通信講座はちょっと高いし、通信では続かないと思って思い切って「森林レクレーション協会」の夏期集中講座に参加することと「神奈川県森林文化協会」のコースに参加することにした。

 神奈川県森林文化協会のコースに参加するには「小論文」が必要だったので、それに次のような文章を書いたので紹介したい。

 
森の「物語」の語り部になりたい


 私は町でも野山でも森でも歩くのが好きです。ただ歩くだけでなく、デジカメを持ち歩き、いろいろなものを発見しては撮影し、その中で興味あるものはさらに調べたりしてブログで紹介するというライフスタイルを楽しんでいます。
 先日、丹沢「札掛の森の家」で「まるごと森体験!」に参加しました。残念ながら雨だったので森の間伐や下草刈りはできませんでしたが、雨の中の森の散策は行いました。雨の「ケヤキの森」「カシの森」「モミの森考証林」の美しさとともに、もっとも印象的なものは「ヤマビル体験」でした。
 最近このあたりで「ヤマビル」が大発生していて、なんでもシカの増殖と関係あるらしいとか。私は、靴下に塩をすり込んで防御したのにヤマビルに吸血されてしまいました。靴下に血がにじんでいて気づいたのですが、痛くもかゆくもなかったので吸血されていたことを気がつきませんでした。
 ヤマビルについての説明を聞き、この小さな動物の「物語」にとても興味を持ちました。ヤマビルは吸血するときに麻酔みたいなものと血を凝固させないためのものを分泌し、一度血を吸うと産卵を始め、1年は生き延びるという話しを知って、これは医学的にも薬学的にもおもしろい生き物だと興味を持ちました。ヒルという生物は嫌われるのが普通ですが、私は親しみを覚えるようになりました。「ヒル(蛭)」という漢字はムシヘンに私の名前「至」だからなのかもしれません。
 ヒルの話だけでなく、森は生き物たちの「物語」の宝庫です。こういう「物語」が森の植物や動物のいとなみのなかに隠れています。その「物語」を探し出し、調べ、紹介することによって、「森の語り部」になれたらと熱き想いを寄せています。

 こんな「小論文」では合格しないかも。そういえばまだ「合格通知」は来ていない。

 「森林インストラクター」になるには2回の試験があるようなので、これにもチャレンジしようと思っている。
posted by mrgoodnews at 00:25| Comment(0) | 人、生き方、思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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