これらの木にはどこか共通の特徴があります。それはなんでしょうか?
まずクスノキ。クスノキ科です。
この木は木全体に芳香があり、特に葉を切ると樟脳の香りがします。その昔、虫除けに使った懐かしい香りです。
この木は巨木になります。5月頃黄緑色の小さな花をつけます。照葉樹林の極相を形成する代表的な木です。
次はタブノキ。これもクスノキ科です。
海に近いところに巨木の原生林をつくりますが、町中でもけっこう見られます。
ちょっと赤みがかった若い芽も特徴あって、すぐにそれとわかります。
やはり黄緑色の花を5〜6月頃につけます。
マテバシイの木。ブナ科ですが常緑樹です。
雄花も雌花もよく似ていて、黄褐色の花をつけています。
この木はよく街路樹として植裁されています。
果実は「翌年秋に成熟し、大型のどんぐりとなる」と樹木図鑑には書かれています。つまり、どんぐりとなるには1年以上かかるということなのでしょうか。
クリの木。これもブナ科ですが、こちらは落葉します。
雌雄同株で、雄花序は黄色で細長く特有の匂いを放ちます。男の精液の匂いに似ているとか。
受粉した雌花があの栗の実に育っていきます。
ネズミモチ。モクセイ科です。
わがやの垣根にもこの木があります。6月に枝の先に円錐花序の白い花をつけます。
11月頃黒紫色の果実をつけます。これがネズミの糞に似ているところからこの名前が付いたとか。
サンゴジュ。スイカズラ科です。
もともとは海岸近くに生える常緑樹だが、大気汚染や火に強く、葉が厚くよく茂るので生け垣として使われる。
秋になると赤い実をつける。木の実が珊瑚の輝きを持っているのでこの名が付いたのだろう。
最後にアカメガシワの木。トウダイグサ科だが、木本である。
前に紅い新芽を紹介したことがある。新芽の赤は葉芽の色ではなく、新芽をおおう毛が紅いという説明をした。
これは雌雄異種である。雄花は淡黄色である。
葉が大きくなり、昔はこれに食べ物を持った所からこの名があるという。
これらの花はいずれも小さくてとても地味です。花の色も黄色や黄緑色、白というところです。
でもこれが若葉の緑に映えて、ダブルトーンを形成しているところが特徴といえるでしょうか。
はじめまして。京都大学の西村大志と申します。
突然のメールとなり、失礼いたします。
このたびの東日本大震災を受け、私たちの研究室では、震災復興のために関西地方からできることとして、「自然、景観の中の地域らしさの再発見」をテーマとしたプロジェクトを実施しています。プロジェクトでは、自然や景観の地域性に配慮した復興を支援することを目的として、地域の自然や、人々が自然とともに織りなしてきた景観についての情報を整理して、発信を行っています。
◎プロジェクトホームページ
http://www.landscape.kais.kyoto-u.ac.jp/LRP/LRPindex.html
◎岩手県洋野町の例
http://www.landscape.kais.kyoto-u.ac.jp/LRP/iwate_hirono.html
さて、現在、プロジェクトの成果をわかりやすく伝えるために、できるだけ多くの魅力的な写真を加えることを検討しています。そこで、貴ウェブサイトの写真を、プロジェクトのウェブサイトに掲載させていただきたいのですが、ご許可いただけませんでしょうか?
また、私たちのプロジェクトを、学術的な場(研究会や学会誌等)で発表する際に、使用させていただくことについても、可能でしたら、ご許可いただけませんでしょうか?
なお、図版の使用にあたっては、貴ホームページの名称あるいはURL等を示して、使用させていただきます。
■掲載・使用させていただきたい写真→2番目のタブノキの写真
http://www.k2.dion.ne.jp/~itaru/LOVELOG_IMG/835E83u83m83L.jpg
本プロジェクトのため、写真の掲載・使用をご許可いただけるようでしたら、ご返信いただけましたら、たいへんありがたく存じます。
■回答用フォーマット
写真のウェブサイトへの掲載を
許可する ・ 許可しない
写真の学術的な発表(研究会や学会誌等)への使用を
許可する ・ 許可しない
ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
京都大学環境デザイン学研究室
西村大志
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京都大学農学研究科森林科学専攻
環境デザイン学研究室 M1
西村大志
09051527768
taishi.n@chic.ocn.ne.jp
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