2008年06月25日

中1の女の子たちが全員で演歌を歌うの図

 これは10年以上前のことです。
 中学1年生が5月にするオリエンテーション合宿の帰りのバスの中の出来事です。

 生徒(女子校だったので全員女の子)が、カラオケをしたいと言い出しました。上級生だったら自前でカラオケテープを用意していくのですが、そこはまだ入学したての中学1年生、そんな用意はしていません。
 担任の先生は「あなたたちカラオケテープを用意してきたの?」と聞くのですが、「バスの中にあるテープでいい」と生徒たちはいうのです。
 担任の先生がバスガイドさんに聞くと「演歌ならある」ということです。生徒たちは「それでもいい」といって、曲を選んで歌い出しました。

「矢切の渡し」だとか「津軽海峡冬景色」だとか「北の宿から」だとか、演歌のスタンダードナンバーを歌詞カードを見ながら代わる代わる歌うのです。ほとんど歌ったことのない曲だろうに、どこで教わったのか、これがコブシがきいたりしてけっこううまかったのです。
 そして「川の流れのように」ではついに全員で大声で歌っていました。中学1年生の女の子たちが全員で「川の流れのように」を歌う光景はなかなか見られないでしょう。
 かわいいというかかれんというか、とにかく見ほれて、聞き惚れてしまいました。
 私の教員生活のなかでも忘れられない思い出です。

posted by mrgoodnews at 00:34| Comment(0) | 教育・学校・授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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