6月に本牧の町の通りにあった街路樹が何という木かわからずにいて気になっていました。花が咲いていました。でも、樹木図鑑にも見つからなくて……………。
8月15日、新橋の町を歩いていたら、公園にこの木を発見しました。そこには「ナンキンハゼ」という木の名前を書いた札がついていました。
こういう札のついた木は本当にありがたいです。
緑色の実をつけていました。
その実を持って今日の講習会に行ったら、植木屋さんをしているかたが「ナンキンハゼはハッピネス・ツリーともいうのだよ」って教えてくれました。
そこで家に帰って図鑑やインターネットで調べてみたら、この木はなかなかおもしろい木でした。
この木はトウダイグサ科。ハゼのようなウルシ科ではない。中国原産の落葉高木で、6〜7月に枝先や葉の脇から総状花序を出し、香りのよい黄色の花をつける。果実は扁球形で熟すと3裂し、中から白いタネが顔を出す。秋の紅葉が美しい。
種子からろうや油をとる。
雌雄異花同株で、雄花と雌花のどちらかが先に咲き、もう片方が後から咲く(雌雄異熟)。咲く順序が、木によって違い、雄花から先に咲く雄性先熟型と雌花から先に咲く雌性先熟型とがある。
こうやって調べてみるといろいろなことを発見する。先ず花にいい香りがするということ、知っていたら花の匂いをかいだのに。
上に向かって咲く花と下に垂れる花とがあって雌雄異株かとも思っていたのだが、雌雄異花で雄花と雌花が咲くときがずれているのだそうだ。これももっと観察しなければ。
白いタネが露出するころにまた見にいかなければならないな、こりゃ。