2008年11月10日

図形における点と線と面の法則

 前述のエンツェンス・ベルガー著「数の悪魔」(晶文社刊)にこんな話も載っていた。

 たとえばこんな平面図形がある。
 それぞれの点と線と面の数を数えよう。
 すると次のような法則が存在する。

 
点線面1点の数+面の数−線の数 = 1

 10 + 11 − 20 = 1






点線面2 こんな図形なら

 7  + 2  − 8  = 1






点線面3 この図形の場合には

 8  + 3  − 10 = 1






 自分で任意の図形を考えてみてこの法則を確かめてみるといい。


点線面5 これを立体図形で考えてみよう。
 たとえばこういう立体図形なら

 8  + 6 − 12 = 2

つまり立体図形の場合には

点の数+面の数−線の数 = 2

なのである。

 どうしてこうなるのか、どなたか説明できたら教えてほしい。なんていうことのない法則であるのだが、その証明はけっこう難しいのかもしれない。
posted by mrgoodnews at 00:26| Comment(2) | 数の神秘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
有名なオイラーの法則ですよ。
証明は... 平面なら平凡な帰納法でできるのでは?
Posted by ジョバンニ at 2008年11月10日 05:48
ジョバンニさん、「有名なオイラーの定理」についての書き込みをありがとうございます。
「オイラーの定理」といえば思い出すのは「ケーニヒスブルグの橋」から「一筆書きの原理」のこともいいますよね。
さっそくこれで検索をしてみると「オイラーの定理」にもいろいろあるのですね。
正多面体が、正四面体、正六面体、正8面体、正12面体、正20面体の5種類しかないということもこの「オイラーの多面体の定理」を使うと証明できるとかいうこともわかりました。
これが「プラトンの立体」と呼ばれるくだりもおもしろいです。
Posted by mrgoodnews at 2008年11月11日 00:46
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