これは「科学遊びの伝道師」森裕美子さんが個人的につくった「世界でもっとも小さな科学館」である。
そのホームページに「理科ハウスへの想い」として次のようなことが書かれていた。
身近に科学館があったらどんなにいいだろう。これが長年の私の夢でした。「身近に」という意味はふたつあります。ひとつは家の近くにあるということ。散歩ついでに立ち寄れる科学館。もうひとつの意味は、科学館のレベルが自分に合っているということ。展示の説明が難しすぎたり、不親切だったりしたら、科学がどんどん遠いものになってしまいます。けれども、こんな都合のよい科学館はどこにもありません。それなら、「自分で作るしかない!」ということに気づいたのです。
もうひとつここには彼女の祖父石原純という物理学者のことを紹介したいという想いもこめられていた。この人はアララギの歌人でもあったという。
森裕美子さんの「想い」は「おもしろ科学たんけん工房」の人の思いと共通するものである。
こんどぜひ逗子の「理科ハウス」を訪れてみたい。