少し早めに6時ころから始めていたら、隣のボックスにやってきたのは、小学4〜5年くらいの子どもたち数人でした。
「え〜っ。ここはファミレスじゃなかったよな。子どもたちだけで来るところではないぞ」
「その隣のボックスにいるのが母親のグループらしい。親子連れで来ているんだ。父親はみな忘年会で楽しんでいるんで女どももという感じだな」
なるほど、となりにいるのは母親らしい。お酒を飲んで勝手におしゃべりをしているが、時どきちらっと子どもの方を見ているので、それとわかる。
席に着くとこどもたちはめいめい勝手に遊びだした。男の子たちは、ケイタイをいじったり、マンガを読んだり、ゲームをしたり、女の子たちは隣の女の子同士でおしゃべりをしている。
子どもたちは同学年のように見えるので、これは学校か塾のつながりのように推測されるがどうだろうか。それともスポーツクラブの父兄か。
居酒屋のファミレス化である。そういえば、札幌で行った庄屋では入口にゲーム機がおいてあったのを思い出した。改めて店内を見渡してみると、家族連れが若干いる。ファミレスだとお酒を飲む雰囲気ではないので、ちょっと飲みたい両親は子どもを連れて居酒屋に流れてくるようである。だから最近の居酒屋ではお子様メニューもそろえているらしい。
たしかに居酒屋メニューの方がファミレスよりも変化に富んでいるし、おいしいと思う。
ところでこういう雰囲気と両親のもとで育った子どもたちはその後どうなるのか、興味あるところである。