シクラメンの原産地は、イスラエルなど地中海の東海岸で、冬から春の初めに一面に自生しているシクラメンが花をつけているのがみられるのだそうだ。
「生命之光」誌2008年12月号の表紙はこの自生しているシクラメンで、そしてつつみみなこさんのこんな解説があった。
昔、イスラエルのソロモン王が、王冠に葉なのかたちを使おうと、花たちにお願いしてまわりました。けれどもどの花からもことわられてしまいます。王様が困っていると、シクラメンが「私の形を使ってください」とそっとささやきました。王様はたいそう喜んで、シクラメンの形を王冠に使いました。
そののち、花は恥ずかしそうにうつむいて咲くようになったという逸話があります。その話から「ソロモンの王冠」とも呼ばれています。
そういえば、むかしはシクラメンは夏を越させるのが難しいとよくいわれていましたが、最近じか植えで夏を越しても花をつけている小さなシクラメンをよく見るようになった。シクラメンも日本に適応してきたということか。