1月24日の朝日新聞だったかに「神は多分いない…英国で走る『無神論バス』」が載っていた。それによると、このバス広告が生まれた経緯は次のようになるのだそうである。
この記事は
There's Probably No God.
Now Stop Worrying And Enjoy Your Life.
つまり「神はたぶんいない。だから心配することをやめて生きることを楽しもう」という内容のバスの車体に書かれている広告である。
ことの発端は、「キリスト教徒でなければ永遠に地獄で苦しむ」と書かれたキリスト教団体のバスの広告に反発した市民が、資金を募ってのせた広告なのだそうだ。資金は予想以上に集まり、ロンドンの市内のバス800台に載っているとのこと。
宗教団体は消費者を欺く広告であるとして訴えたとか、信心深い運転手の運転拒否にあったとかなかなかにぎやかである。
しかし、なかにはこのバス広告のキャンペーンに資金を出したキリスト教団体もあったとか。神の存在を改めて意識させたかららしい。
イギリスのキリスト教原理主義の人たちの広告に反発したのだろうと思ってネットを探していたら、この運動はスペイン・バルセロナやイタリアのジェノヴァでも出現したという。
イタリアのは、ジェノヴァの枢機卿がゲイ・パレードを妨害したとかでそれに抗議する意味で始められたとか。
教皇庁は「対立ではなく対話を」という感じで静観しているとか。
この無神論キャンペーンは各国に広がり、にぎやかに広告合戦が繰り広げられているとかいう記事もあった。
そのコピーには国民性が表れているとか。
イギリス「多分、神はいない。心配するのはやめて人生を楽しもう」
ワシントン「なぜ神を信じるのか?善意なる愛のために善良であれ」
オーストラリア「無神論者は日曜日の朝は寝ている」
私だったら、こう書くかな。
There's Probably God.
Now Stop Worrying And Enjoy Your Life.
はじめの文章はすこしおかしいかも。
God Probably Exists.
かな。
同じことが言いたいというのが面白いですね。
私がイギリスで走らせるなら、存在の有無の議論を避けて
こんな感じでしょうか。
There's Probably No Problem.
Now Stop Worrying And Enjoy Your Life.
(from God)