2009年02月14日

暗闇ごはんとブラインドレストラン

 朝日新聞2月12日の夕刊にあった記事である。題して「暗闇ごはん 新食感 浅草の寺」。

 薄暗い部屋で目かくしをしてごはんを食べる「暗闇ごはん」が東京浅草の緑泉寺で開かれ、人気を集めている。全国の若手僧侶で作るグループ「彼岸寺」が食について考える機会をつくろうと昨年1月から始めたイベント。視覚に頼らないために味や食感、匂いに敏感になるという。
 部屋に入る前に目かくしをするので、部屋の大きさも席の並べ方もわからない。一品ずつ料理が出されると、器の手触りから会話がはじまる。どんな匂いか、舌触りや味はどうかなどと話しながら、料理の素材や調理法を想像。表情が見えないとかえって初めての人同士でも会話が弾む。
「調味料の一つひとつや野菜の繊維の方向にもで気にして食べた。こんなに食べることに集中したのは初めて」と参加者の声。

 なるほどおもしろい。これがグルメのページではなくて、お寺の若手僧侶の企画として生まれてくるところがおもしろい。いかにも仏教的な企画であると私は思う。
 これは試みる価値があると思うので、今度「黙想の家」の企画としても試みるように提案したいと思う。
 これは確かにひとつの「宗教的体験」なのである。

 これを企画している仏教の若手僧侶のグループ「彼岸寺」に興味を持って、そのサイトをのぞいてみた。
 これもなかなかおもしろい。「禅カフェ」とか「お寺カフェ」とか「お寺でデート」とか行ってみたくなるような楽しそうな企画がいっぱいある。
「お寺もなかなかがんばっているな。教会もがんばらねば」と思わせるサイトであった。
 
posted by mrgoodnews at 15:06| Comment(0) | 味のダイナミック・メモリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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