このたび「混沌の中の光り −信徒が歩んだ『霊操』の道 『霊操ジャーナル』総集編」という本を出版しました。
A5判200ページの本で、表紙は私がデザインしました。
この本は、1989年から2004年の15年間にわたり、合計45号が発行された「霊操ジャーナル」を、編集発行してきた「地の塩CLC」がもう一度みなで読み合わせ、そのなかから67人分の原稿を選んで本にしたものです。
「霊操ジャーナル」はもともとが信徒の間に「霊操」を普及するという目的のもとに刊行され、おもに「霊操」の体験者の手記を集めた記事を多く掲載してきました。
そういう書としてはおそらく日本でも初めての出版になるだろうと思います。
ところで、そもそも「霊操」とはなにか?
ひとことで言えば、イエズス会を創始したイグナチオ・ロヨラが始めた一ヶ月の黙想のプログラムである。
体のエクササイズのことを「体操」というように「魂のエクササイズ」が「霊操」なのである。
この「霊操」は弾圧が激しくなるときのキリシタンたちの間にも広まっていったといわれている。キリシタン版の活版印刷物のひとつに「心霊修行」と当時呼ばれていたイグナチオの「霊操」の本があったのである。
「霊操」についてはそのうちにまたもっと詳しく紹介しようと思っている。
なおこの本をご希望の方は、私にメールをください。1冊500円+送料160円でお届けします。
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