月21日の毎日新聞企画特集「おもいやり」にランゲージ。アーティストのイチハラヒロコさんの作品がたくさん掲載されていた。
この人何ものかとちょっと調べてみたら、これがなかなかおもしろい人なのである。
この企画特集では、見開き2ページのイチハラヒロコさんの作品紹介とともに窓にある「思いやり」をテーマにした「珠玉のシリーズ」も掲載されていた。
この書体はたしか、イワタ極太ゴシックではなかったか? 今写植文字見本帳が手元にないので、確かめられないのだが……。
このなかみの言葉がまたいい。ふだん何気なく使う言葉をこのように極太文字でくろぐろと書くとなにやら荘厳な雰囲気に包まれ、独特の味わいを生じる。
ところで3月5日の朝日夕刊に「イチハラヒロコ展−王子さまが来てくれたのよ、世界でいちばん幸せよ。」の案内がでていた。鎌倉山の鎌倉画廊で4月25日まで開催しているそうである。
「愛と笑い」をテーマに、短い言葉で心の内側をストレートに表現する現代美術家。シルクスクリーンで白地に黒いゴシック体を刷った大小20店を紹介する。気になったことを書き留めたノートから厳選した言葉は,ドキッとしたり、うなづいたり、みる人それぞれに鋭く迫る。ユーモラスかつシニカルに恋の行方を指南する「恋みくじ」(1回100円)も設置。
この人のホームページには、しょうもなく長い名前の著書も紹介されている。
こんどこの個展にいってみようと思う。そうしたらまた報告することにしよう。