2009年06月17日

「電池を作る」という「たんけん塾」が鶴見で初めて開かれた!

 6月6日、私の住む鶴見で初めて「おもしろ科学たんけん工房」の「たんけん塾」が上寺尾小学校コミュニティハウスで行われました。
 「電池を作る」という話しは本で読んで知っていましたが、こんなに簡単にできるとは思ってもみませんでした。

 最初は「レモン電池」です。亜鉛と銅の電極にする板の間にスライスしたレモンをはさみ、亜鉛板と銅板とを小さな電子楽器や風車のモーターにつなぎます。それだけで音が鳴り出し、モーターが回ります。
 2つのレモン電池を直列に結べば、音はもっと大きくなります。


電池 つぎにビーカーに水を入れ、そしてそこにまた銅板と亜鉛版の電極を入れ、セパレーターを入れてまた電極をそれぞれ電子楽器の端子につなぐと、もうそれだけで音が鳴り出します。水だけでいいのですね。
 でもこれでは音が小さいので、食塩を電解液に加えると音が大きくなり、またオキシフルを加えるともっと音が大きくなります。

 それぞれの電池を直列にしたり、電解液を変えたり、電極をアルミ板にしてみたりといろいろと実験をしてどうしたら音が大きくなるかを考えていきます。


電池2 さらに、極めつけは「備長炭電池」です。
 備長炭電池を、食塩水を含んだペーパータオルを巻き付けます。さらにそれをアルミホイールでまきつけ、蓑虫クリップで備長炭とアルミとをそれぞれはさんで、風車付きのモーターの端子と結ぶと、結構速くそして長時間にわたって、風車が回り出します。備長炭電池のできあがりです。

 ここまでは子どもたち自身が電池を製作していきました。


電池3 さらにさらに、今度は子どもの前でインストラクターが演示しました。
 2本の備長炭を電極にして硫酸ナトリウムの液のなかに入れて、そこに電流を流して電気分解をします。そしてある程度分解が進んだら、今度はその電極に風車付きモーターの端子を結んだら、また勢いよく風車が回り出しました。
 燃料電池の完成です。
 水の電気分解はしたことがありますが、そこから燃料電池ができるというのはビックリでした。

 子どもたちの参加はいつもより少なかったのが残念でしたが、とてもおもしろく感動しました。
 次の週は鶴見にあるJHFCパーク(燃料電池自動車の製作ができる)に行きましたが、これはまた改めて報告します。
posted by mrgoodnews at 00:31| Comment(0) | 科学のおもしろさ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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