法事の前日と終わった日の夜「蛍が光っている」という話を聞いて、近くの小さな河辺に行ってみた。
群舞するというほどの数ではなかったが、それでもここそこに蛍が点滅しながら飛んでいる姿を見ることができた。
ちょうど蛍が光りながら飛ぶころに、四十九日の法事があったというのも、何かの縁であるだろう。この時期に里帰りすることは滅多にないのである。
今年は特に蛍が多いということである。農薬が少なくなって、川の水も綺麗になったということであろう。
それに引き替え、めっきり少なくなったのが、ミツバチであると親戚のスイカを作っているかたが、教えてくれた。ハチが受粉してくれないので、人の手で受粉しているというのである。
花の受粉に影響を与えるほどミツバチが大量に減少していくのはなぜか、じつはまだわかっていないらしい。