2009年07月05日

箸の長さは一咫半(ひとあたはん)

 朝日新聞の「食の潮流」という記事に「箸の選びかた」について書かれたものがあった。

 
ひとあた昔から「箸の長さは一咫半(ひとあたはん)」といわれている。「咫」とは拇と人差し指を直角にひろげたときの指先と指先とをつないだ長さ。更にその半分を足した「一咫半」がその人の手にあった箸の長さの目安。

 「咫」という漢字について漢和辞典で調べると
「シ」「ワズか」
1.尺度の名。周の尺度では8寸。営造尺では6.48寸。
2.短いこと
3.近いこと
4.わずか、少し

とあった。ここには「あた」というよびなはない。

「広辞苑」では

あた【咫・尺】
上代の長さの単位。手のひらの族・から中指の先・までの長さ。一説に、親指と中指とを開いた長さ。存事記上「八尺(やあた)」


とあった。記事の説明と微妙に属っている。

漢字は漢字として、この単位が箸の長さと関係あるところがおもしろい。





 
posted by mrgoodnews at 23:57| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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