松江市の観光協会が造った観光地図に「来待石と久戸千体地蔵」の紹介があったので、寄ってみた。
国道9号線から来待川沿いに南におよそ500m入り込んだ低丘陵の西向き崖面に立地し、尾根からほぼ垂直に約7mの高さで切り立った来待石の崖面を利用し水平方向に112体もの地蔵菩薩立像を半肉彫りしたものです。仏像群はまず崖面の下部に高さ50〜60cm、奥行き15〜2cmほどのくり込みを彫り、このくり込みの中に脚部を接してあるいは4〜5cmの間隔をおいて配列されています。
近くに「来待ストーン」という石切場跡地を利用した石のミュージアムがあった。その近くである。つまり、この磨崖仏は来待石を切り出した跡に掘られているものであった。
かなり古いものらしく、顔などはほとんど判別できないものが多い。
なお、これを調べていたら、磨崖仏を集めたサイトがあるというのも発見した。