私が「はい、行きます」と行ってその券を譲り受けさっそく横浜にぎわい座に行った。寄席も横浜にぎわい座も初めてである。

前座の若い人の落語からはじまって、真打ちまで次々に繰り出すお笑いの数々、これを聞いて「日本人にうまれて良かった」みたいな満足感を覚えた。それと「やはり真打ちは違う」というのも正直な感想のひとつ。
今回のトリは桂小文治の落語「正直清兵衛」であった。話の筋はここにある。
出てくるものがみな、頑固なほどの正直者ばかり、3人の正直者が自分のおもいどおりに正直に行えば行うほど笑いを誘ってしまう。
落語が終わったときに、近くに座っていた人がその仲間に「なかなかいい話だった」と漏らしていたのが耳に入った。
私もそう思った。この話には悪人や嘘つきが出てこないし、欲の皮の突っ張った人物や人をだますような腹黒い人物も出てこない。みんながみんな頑固なほどの正直者。そういう人物像であったからおもしろかったのであろう。
とてもすがすがしくさわやかで「いい話を聞いた」という満足感が生まれてきた。
また、今度は妻と一緒に来ることにしようと思って、帰って妻にきいたら、「別に興味な〜い」とすげなくことわられてしまった。
コメントをありがとうございます。
落語はあまり興味を持っていなかったのですが、こんな「いい話」もあるんですね。
またチャンスがあればいってみようと思います。