2010年04月15日

「待たせられる」という使役受身形

私が日本語教室で使っている初級テキストの一番最後は「使役受身形」である。
自分の意にそぐわないことを強制的にやらされるときに使う表現である。

日本語教育の文法では、動詞は3つに分類される。
1グループ 「読む」「書く」「聞く」「話す」などの動詞。日本語文法では5段活用動詞である。
2グループ 「食べる」「着る」「見る」などの上一段活用、下一段活用動詞である。
3グループ 「する」「来る」などの変格活用 「サ変(サ行変格活用)」「カ変(カ行変格活用)」と呼んでいた。

使役受身形は
1グループ 5段活用動詞未然形+せ(使役形)+「られる(受身形)」と書いてあった。つまり、「読ませられる」「書かせられる」「聞かせられる」「またせられる」「立たせられる」である。
2グループは 上一段下一段活用動詞未然形+させ+られる
「食べさせられる」「着させられる」「見させられる」
3グループは 「来させられる」「させられる」のふたつである。

これを読んで「?」と思わないであろうか?

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posted by mrgoodnews at 23:14| Comment(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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