けれども彼がなぜ棄教し、その後どういう人生を送ったのかは明らかになっていない。そこに彼の生涯について小説にする面白さが出て来るのかもしれない。
前に青山敦夫作の「千々石ミゲル」を紹介した。そこでは彼はたまという女性と結婚して夫婦ともに棄教したことになっているが、信仰は守って生きたというように紹介していた。
この小説でも似たような設定になっている。ミゲルはたまという女性と結婚し、夫婦ともに棄教したことになっているが、心の中で信仰は捨てていなかったという設定である。
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