私はそういう本はめったに読むことはないし、まして自分で買うこともしないのだが、今回はある学校の公開授業に参加するときのテーマがこの本にあったので、しょうがないと思い買って読んだ。おもしろかったが、自分で金を出してまでして買うほどの本ではないと思った。図書館で100人待ちをして借りるほんである。
わたしは「倫理」の授業でニーチェも扱った。特にニーチェのキリスト教批判はおもしろいと思っている。
でもこの本は『倫理」で教えるニーチェのイメージをかなり覆すものであった。ニーチェは本当は現代の各種の啓発本、知的ノウハウ本のようにとても読みやすく、わかりやすいんだと思ったのである。
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