私は今この母と一緒に寝ている。いよさんはベッドで私はその下に布団を敷いて寝ている。
朝7時になると、わたしはいよさんに「ねえ、いよさん、7時だよ。起きて起こして」と頼む。私はいよさんに手を引っ張ってもらって起こしてもらうことにしているのだ。
こうたのむと、いよさんは「あいよ」っていって起き上がり、ベッドを降りてよろよろしながら私の両手をつかんで引っ張って起こしてくれる。
「よろけてたおれそう」なんていいながらも「よいしょ」といって私を起こす。
わたしはおこされながらも実はしっかりといよさんを倒れないように支えている。
なぜか、ちっともいやがらなくて、むしろうれしそうに起こしてくれる。
91歳の母が64歳の息子を朝、手を引っ張っておこす家などどこにもないだろうなとおもうけれど、いよさんは完全に私の子どもの頃こうやって私を起こしたあの時に戻っているのだろう。
私もこのときだけは母に最高に甘ったれていることになる。マザコンなどと言わば言え。
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HP管理スタッフ
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母の介護
いい記録ですね。
ありがとう。
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わたしの介護っ経験
おもいだして おります。
墨あそび詩あそび土あそび
HP管理スタッフ
墨あそび詩あそび土あそび管理スタッフ KENNTA
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いつまでも
ってわけには
いかないものね。