2011年07月04日

司馬遼太郎「街道を行く−南蛮の道」にみるイグナチオとザビエルと「霊操」

司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズの「南蛮の道 1」はバスク地方にフランシスコ・ザビエルの足跡を尋ねる旅を描いた。


1982年、筆者はフランス,スペイン、ポルトガルの旅に出る。「街道」シリーズ初のヨーロッパ行きで、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの人生をたどっていく。学んだパリ大学、イエズス会の血盟を誓ったモンマルトルの丘を訪ね、バスクの地へ。生誕地のザビエル城では自分を「オバケ」と呼ぶ修道士が現れる。濃厚なバスク人の世界へ包まれていく。



この紀行文のハイライトのひとつは、イグナチオ・ロヨラがフランシスコ・ザビエルを口説いて、イエズス会を結成する場面にあるだろう。嫌がるザビエルをイグナチオとその仲間たちがどのように説得したのか、いろいろと興味深く描かれている。

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posted by mrgoodnews at 14:51| Comment(1) | キリスト教の歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは
Posted by 街道をゆく DVD at 2011年11月28日 12:09
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