どこかに矛盾があるのでしょうが、わたしにもわかりません。
ロシアのカラシニコフ通信が伝えたところでは、この論文の執筆者は国立ヨハネスブルク大学教授のイワノフ・ボスコノビッチ博士。博士が夢の中で見た式を枕もとのメモに書き残し、翌朝この式を少し変形させたところ、2=1という結論に結びついたという。
博士は翌日から同僚や指導している学生たちにこの式を見せ、反証を求めたが、誰にも証明ができなかったため、論文として英数学誌「マスマティック・ロジスティック」1月号に投稿。以来世界中の数学者がこの論文の反証を試みたが、9月現在いまだに完全な解答と呼べる論文は出ていない。
「マスマティック・ロジスティック」誌の編集長であるジョン・ロック氏は「ボスコノビッチ博士の論文自体はいたってシンプルで、掲載された式だけならば中学生でも理解できる。しかし、それが誤りであることを証明するには非常に高度な数学の知識を必要とするため解明にはまだまだ時間がかかるだろう」と語る。
でも、こういう【不思議】は大好きです。
こちらにもあります
出典元の「虚構新聞」というのは、ウソ情報を「ネタ」として掲載しているウェブサイトです。
この数式も、「ゼロ除算」を用いた誤った証明として有名ですね。
(a+b)(a−b)=b(a−b)からa+b=bとしているところが「ゼロ除算」で誤りです。
a=bということはa−b=0ですから、両辺を0で割っちゃってるんですね。
ちなみに、「カラシニコフ通信」のカラシニコフというのは、「AK-47」という自動小銃を開発した人の名前です。
「国立ヨハネスブルク大学」という大学は存在しませんが、「ヨハネスブルグ大学」でしたら南アフリカ共和国に存在します。
もちろん、「マスマティック・ロジスティック」という数学誌も存在しません(「ロジスティック」というのは「物流システム」のことです)。
・・・って、そんなことはすべてわかった上で記事を書いているのでしたら、ごめんなさい<(_ _)>
そこまで「虚構」が見抜けませんでした。おおまじめにどこがおかしいんだと悩んでいました。
恥ずかしい限りです。
コメントを大変ありがとうございました。
そういえば、このメールは4月1日に流れていたことに気づきました。まったくもののみごとにひっかかりました。
「ゼロ除算」というのですね。