いずれも過去のブログで紹介したものなので、詳しくはそちらを見ていただきたいのですが、とにかくこれらの話は聴く人をそういう表情にさせてしまう不思議な話なのです。実際に自分で電卓を持ち出して試してみるとそのすごさが分かると思います。
1.世界一間違いやすい計算
とにかくこの計算をやってみてください。PowerPoint で作ってあるので、声を出して答えをいってみましょう。間違えやすい計算だと分かっていても間違えます。
2.世界で2番目に間違えやすい計算
「バットとボールがある。あわせて1ドル10セント。バットはボールよりも1ドル高い。ボールはいくらでしょう?」
どうです。もうこの2つの問題だけでも、くらくらするでしょう。ここまでは電卓を使わずに行いましたが、次からは電卓を使って行います。
3.142857は不思議の数字
これは循環小数の不思議の話です。
4.シエラザードの数 1001
任意の三けたの数を2回繰り返す、つまり123123みたいに。これは13でわれ、11でわりきれ、7でもわりきれる。
5.6174は不思議の数字 カプレカの数
任意の4桁の数(ただしぞろ目は不可)を大きい数の順に並べた数から小さい数の順に並べた数を引く。
例 3341 を考えたとすると 4331 - 1334 = 2997
答えとして出てきた数を再び大きい数の順に並べた数から小さい数の順に並べた数を引く。
これを繰り返すとかならずある数6174にたどりつく。この数をカプレカのかズという。
これを再び同じことをすると 7641-1467=6174 となる。
6.12345679 という数の不思議
先ず初めに1から9までのある数を思い浮かべてください。
そしてそれを9倍します。
さらにその数に 12345679 をかけます。123456789 ではありません。8がないのです。
すると………。
まだまだあるけれど、このくらいにしておこう。さてこれを読んでどんな印象ですか?
聴いていた人が『あっけにとられた』のもわかってもらえたでしょうか?
まだまだ不思議の数をご存知でしたら教えてください。
最近サイエンスナビゲーターとかなのっている桜井進さんが、私とよく似た問題意識をお持ちで、この方の紹介しているのもなかなかおもしろいですよ。私もこういう仕事をしてみたかった。
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ま、有名な問題だし、たぶん、コメントの中にもきっと同種のものがあると思うけれど、
「バットが1ドル(程度)で買えるはずがない」という日常感覚を無視した価格設定も、影響していると思いますよ。
そういう意味では、ドルに日常感覚を持っている国民(米英人)とそうでない国民(日本人とか)では、正答率に有意差があると思いますが、その辺のデータはないですかねぇ?