独身の女性やつれあいに先立たれてひとりですごしている女性たちのネットワークの紹介があった。番組ではそのNPOの名前は明らかにしていなかったが、代表者の松原惇子さんの名前で探したら見つかった。NPO「SSSネットワーク」というNPOである。
そこでここのホームページを見たら、ここが行っているいろいろな活動がなかなかおもしろい。
ひとり暮らしの女性たちが、相互に支えあっていきいきと生きている姿が表れているのである。
たとえば、ここは「個を生きる女性たちの碑」というなの共同墓地を持っている。「お墓は死んでから入る場所であるとともに生きている間に集うところである」という考え方であり、「今を楽しく、最期まで安心」という集まるなかまを「墓友」というのだそうである。
「いざときノート」というのも発行している。さっそく注文した。
「いざときノート」は、葬送をメインにしたエンディングノートではなく、今すぐ役立つように作られています。忘れがちなパソコンのパスワードなども記入しておけるようになっているので、とても便利です。
さあ、いざという時あわてないために、今のうちから記入しておきませんか。大事な人の名前、かかりつけ病院の電話番号、保険の満期日、尊厳死の意志など・・・記入しているうちに、いろいろ整理され将来の不安が薄れてくるはずです。
さらに代表の松原惇子さんのブログまで見ていくと、なんとこの人「「私の葬送日記」という映画まで作ったのだそうである。
この発想はみごとである。
けれどこのネットワークは女性だけなのが気になるところである。お一人様の男たちや子どもがいない夫婦者にも必要なのではないか。いや別にそれだけに限定せずとも、子どもがいたってこのようなネットワークはとても大事であると思う。
あらためて考えてみると、教会というのはそういうコミュニティであるはずなのだが………。
そういう「終活」とネットワークづくりを支援するサイトを作りたくなった。
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