医者がつくる、医療と医学がわかる情報サイト「医知場」からシェアしました。
TALKとは、Tell、Ask、Listen、Keep safeの頭文字をとったものです。
T:あなたの様子をみていると、とても心配になるという点をはっきりと言葉に出して伝える。
A:自殺のことをうすうす感じているならば、はっきりとその点についてたずねる。真剣に対応するなら、それを話題にしても危険ではなく、むしろ自殺予防につながる。
L:傾聴する。励まそう、助言しよう、叱ろうなどと思ったり、気分転換のためにどこかに連れて行こうという気持ちがわき上がるかも知れないが、最初は、徹底的に聞き役に回り、相手の絶望的な気持ちを真剣に聴く。
K:危ないと思ったら、その人をけっしてひとりにしないで、安全を確保したうえで、必要な対処を行う。周りの人からの協力も得る。危険だと考えられる人、とくにはっきりと自殺を口にしたり、自分の体を傷つけたりした人は、確実に精神科医の診察を受けさせる必要がある。
自殺の危険が高い人は、周囲から手を差し伸べられても、それを拒絶して、孤立を深めていくケースが多い。
日本では、精神科を受診することに抵抗がある人が多い。
相手に自殺の危険を感じたら、TALKの原則で対応し、できるだけ早く、精神科の診察を受けさせるべきだ。
う〜ん。精神科の医師はこれにちゃんと対処できるのかな? という不安がありますが………。
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