2009年06月22日

JHFCにいって「燃料電池自動車」のモデルをつくりました。

 鶴見の大黒ふ頭からベイブリッジに行く途中にJHFCパークがあるということは鶴見に住んでいながらしらなかったことだった。

 先日「おもしろ科学たんけん塾」のこどもたちと一緒にここを訪ねた。ここは水素・燃料電池実証プロジェクト、つまり水素の燃料電池自動車についての説明や実験工作をすることができるところであった。
 JHFCプロジェクトとは、Japan hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project のことで、経済産業省が実施する燃料電池自動車(FCV)などの開発プロジェクトである。
 燃料電池自動車(FCV)とは、水素と空気中の酸素に反応させて発電する燃料電池を動力源とする電気自動車の一種で、有毒な排気ガス成分がゼロまたは非常に少なくエネルギー効率のよいことが特徴である。

 そこにつくと先ず1階のショールームで燃料電池の説明を受けた。更に燃料電池自動車に試乗した。そのあと2階の教室に案内され、モーターのついた自動車のキットと小さな燃料電池が渡された。燃料電池を自動車のモデルに取り付け、スプレー缶に入っている水素を少し注入してスイッチを入れるとモーターが回ってモデル自動車が動き出すのである。

 その前の週にレモン電池や備長炭電池を作ったあとに、水の電気分解をしそこでできた水素と酸素を利用して、今度はモーターをまわすという実験をした。
 ちょうどこの発電部分が、小さな燃料電池なのである。この燃料電池では白金の触媒が重要な働きをするらしい。

 たしかに自動車上ではCO2の発生もなく、排気ガスの心配もない。問題は水素であるだろう。水素をどうやって抽出するかである。水を電気分解したのでは、結局電気を発生させるのに化石燃料にたより、そこでCO2 を出しているのではCO2削減の効果がない。
 また燃料電池が発生する熱エネルギーを自動車上ではうまく再利用できないらしい。家庭用の燃料電池の場合には、このエネルギーは給湯設備で使うことができるが自動車ではほとんどムダとなって排出されてしまう。もったいないことである。
 また高圧水素ボンベが重く、場所をとり、さらに蓄電池や電気モーター、インバーターなどがかさばりどうしても重量オーバーとなりがちなところが課題であると言われている。

 とてもおもしろかった。鶴見の自慢できることがひとつ増えた。

 
posted by mrgoodnews at 00:44| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

「おもしろ科学たんけん工房」全体交流会の興奮

 昨年から「おもしろ科学たんけん工房」の会員となったことは前に報告した。ここは、子どもたちが科学のおもしろさを体験するためのNPOである。ここの1年に1度の「全体交流会」が4月12日南太田の男女共同参画センター南太田で行われた。
 ここが横浜市内や藤沢市の各地でおこなう子ども対象の教室は全部で300回を超すのではないかと思われる。そのくらい大規模に科学運動を展開している。
 今回は子ども対象ではなく、大人の会員対象の交流会である。たんけん工房の通常のクラスで子どもたちを前に実験工作をすることを、ここでは大人の会員対象に演示実験を行っている。参加者は100人を超えていた。


たんけん工房1 各ブースで演示しているメンバーは60代後半から70代男性が圧倒的に多い。その人たちがペーパープレーンやスターリングエンジンやICラジオや静電気実験やマックスウェルのコマ、ヘロンの噴水や草木染めや……などを説明している光景は、たぶんここ以外では見られないであろう。
 おじいちゃんと孫たちによばれているであろう方々が、ここで子どものように夢中になって熱っぽく説明しているという光景は感動的でさえある。
 女性は少ないが、それでもけっこういる。

たんけん工房2 ブースでの展示以外に講演形式で行っているものもある。
 やはり圧倒的に物理系が多い。化学系もいくつかあるが、生物系はほとんどない。

 ふだんは、子ども相手にこれを展開しているので、ここが大人の会員だけで行われているのが、とてもものたりなくもったいないという感じがした。子どもにも来てもらって一緒に楽しめたら、子どもたちもきっと興奮するだろうと思った。科学少年・科学少女にはこんなに刺激的な所はそうそうあるものではない。
 一回一回のたんけん工房だけでもサープライズと発見、さらに工作を完成した喜びというのが体験できるのだが、ここではそのほとんどすべてを見ることができるのだから………。

 それにしてもこのグループはスゴイの一言に尽きるような気がする。私もとても興奮した一日であった。
 ぜひ子どもたちも参加できるものにしてほしいという望みがますます強くなった。きっといつか近いうちに実現できるであろう。

 以前、「たんけん工房」の代表を務める安田さんに、こういう科学運動はほかにもありますか?ときいたことがある。
「ないことはないけれどこれだけの規模で行われているところはないでしょうね。」
「ガリレオ工房やよねむらでんじろうさんのところもなかなかみごとだけれど、あそこは理科の先生が中心なんだよね」
 と話されていた。ここには理科の先生はほとんどいなくて、教育にはシロウトだけれどもと企業で技術畑を歩いてきた人たちが多いのだそうである。確かにそこがこの「たんけん工房」の特徴であるだろう。
 私も、理科の先生たちがするものよりも、ずっと価値があると思っている。

 私は元教員だが、理科系の教員ではなく、文科系の教員であったところが異彩(?)を放っているとひそかに自負しているのだが………。

 
 
posted by mrgoodnews at 01:00| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

壱岐の「鬼凧(おんだこ)」と五島の「バラモン凧」

 平戸で壱岐の「鬼凧」と五島の「バラモン凧」を買いました。といっても「鬼凧」のほうは「豆凧」でたて8センチくらいの小さなものでした。これでホントに飛ぶのかどうか、まだ試していません。
 なんでこういう図柄になっているのかは、壱岐の鬼凧の説明を読んでわかりました。

 
鬼凧昔、昔その昔,壱岐の島に多くの鬼が住んでいて悪事の限りを尽くしていました。そのうわさは都まで伝わり、百合若大臣という立派な武者が鬼退治に立ち上がりました。壱岐に上陸した百合若大臣は噂に違わぬ強さで、とうとう鬼の首を切ってしまいました。その首は空高くに舞い上がり、落ちてきて、百合若大臣の兜にかみつき、息絶えたとつたえられており、これらの伝説を図案化した凧が「鬼凧」となりました。壱岐では今でも「鬼凧」をあげて百合若大臣の強さを思い出し、島に鬼が戻ってこないように願っているのです。


 ところで五島の「バラモン凧」についてはこう説明がありました。

 
バラモン凧バラモン凧は五島に古くから伝わる大凧の名称で、バラモンとは地元の表現で「活発で元気のいい」とか「荒々しく向こう見ず」という意味があります。絵柄には鬼に立ち向かう武士の兜の後ろ姿が描かれており、「裏兜」と呼ばれるもので、敵に背中を向けない勇者の姿を表しているといわれております。バラモン凧は遣唐使や倭寇にゆかりのある地域に限られているところから、倭寇がもたらした可能性が強く、距離を測ったり、風向きを調べたり、なにかの合図のために掲げられたものではないかといわれております。

 という説明がありました。微妙に違っているところがまたおもしろい。
 ところがこれを作ったのは、いずれも「福祉の里 松浦作業所」という松浦市の福祉作業所でした。これを買ったところが、平戸観光協会直営のおみやげ店であったからかもしれません。
posted by mrgoodnews at 15:29| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

いよさんを夢中にさせるパズル その2 


キューブ1 いよさんを夢中にさせるものをもうひとつ見つけた。
 これはいつどこで買ったものかは覚えていないし、何という名前のおもちゃであるかも覚えていない。たしかどこかにこれのパッケージがあったと思うのだが、見つけたらまた紹介することにしよう。



キューブ2 これは6つの写真のようなパーツからできていて、これを組み立てて立方体をつくるというものである。素材はスポンジをちょっとかたくしたもので、軽い。
 6つのパーツはシロと赤とグレーの3色で、このうち、シロと赤は同じ形で、グレーだけほんのちょっと異なっている。
 これをやればやるほど、よくできていると感心するのである。

 これも、4歳児からとある。いよさんの知能はどうも4歳児なみらしい。

 何とかはめ込んでいるうちに完成するが、グレーのパーツの使いどころを間違えると完成しない。このあたりはいよさんには難しいが、それでも4回試みるうちに2回は完成まで辿り着く。うまくできないときはパーツを全部バラして最初からやり直しなさいということにしている。
 
posted by mrgoodnews at 11:44| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよさんを夢中にさせる Ravensburger のジグソーパズル

 まもなく90歳のいよさんの楽しみは、かつては歴史小説であり、刺繍であった。歴史小説のおきにいりは吉川英治の「宮本武蔵」と司馬遼太郎の「龍馬が行く」である。まえに「いよのボロボロ本」というので紹介した。

 ところがこのところついに本も読まなくなり、刺繍もしなくなった。記憶障害になってこれらはおもしろくなくなってきたのであろうか。
 それで、いよさんが自分一人で楽しめる遊びをいろいろと探している。


ジグ2 ひとつ見つけたのは、ジグソーパズルである。しかも幼児用のジグソーパズルは結構夢中になって行う。本人も「こういうのは大好き」と言って喜々とはめこんでいく。
 それで今度はジグソーパズルを探して、いろいろなものをやらせてみた。
 日本製のおもちゃ屋で売っているもの、100円ショップで売られているものなど……。でもこれらはどうもディズニーとかポケモンとか、アンパンマンとかいうキャラクターものでいよさんは今ひとつ乗らない。


ジグ1 やっと見つけたのが Ravensburger とかいうドイツのおもちゃの会社が作っているものであった。「動物園」と「ノアの箱舟」を高島屋で購入した。これが結構いよさんのお気に入りとなった。ひとりでやっていて、なんとか完成までこぎ着けられるというものである。4歳からとあるこれはいよさんの能力にもあっている。絵も楽しいし、ジグソーの切り口もよくできていて、完成したときの充実感もあるようだ。


ジグ3 幼児向けと高齢者向けとは楽しみ方の違いがあるような気もするが、結構共通点が多い。この分野、つまり高齢者用のパズルみたいなものにおける研究がもっとなされていいとおもっている。わたしもささやかながら、いよさんを「実験台」にして研究しているつもりである。いよさんには「わたしゃモルモットじゃないよ」と言われそうだが………。
posted by mrgoodnews at 11:24| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

KOKUYO「Wammy」はおもちゃの傑作だと思う

 89歳のいよさんが楽しめるおもちゃを探している。いくつかのおもしろいおもちゃを発見したので、紹介していこう。

 まずは KOKUYO の Wammy というおもちゃである。
 「まげて、つなげて、カタチが見つかる新感覚ひらめきブロック」とある。
 構造的にはきわめてシンプルなかたちのユニットがある。これはまげることができ、さらに四隅にあるポッチをはめてつなげることができる。これをまげてつなげていけば無限に造形の世界が広がっていく。


wammy1 もっともシンプルな構造でしかも無限の広がりがあるということがすごいと思うのである。おもちゃの究極のカタチではないかとさえ思う。
 それは幼児から高齢者までだれでも遊べるし、それぞれのレベルで創造性や手先の器用さやを鍛えることができる。
 「こーしたらどーなる」の試行錯誤が容易にでき、それを積み重ねると「どーしたらこーなる」がわかってくる。
 たとえば美しい球状のものを作るにはどうしたらいいのかをいろいろなモデュールを組み合わせて試行実験をしていける。失敗したらすぐに元通りに戻すことができる。


wammy2 できていくカタチが幾何学的で結構美しいし、色とりどりのパーツをうまく組み合わせたら、カラフルできれいになる。

 このパーツを作っているプラスチック素材もなかなかのスグレモノだと思う。けっしてちぎれたり切れたり避けたりしない堅牢さをもち、しかもやわらかくしなやかで軽い。こういう素材を作り出した化学とこれをこういうカタチのものに仕上げた開発者の頭脳に敬意を表したい。

 いよさんにはテキストにあるカタチをすこしずつつくっていくという課題が与えられる。少し難しいようだが、あきてきたら、できたものをはずして元に戻すことをさせてもいい。これだけでも手先を動かすよいエクササイズになる。

 「コクヨのヨコク」という名コピーのCMで有名な事務機器メーカーであるが、こういうおもちゃの開発もしているというところも「おぬし、なかなかできるな」の注目企業である。
 
posted by mrgoodnews at 10:26| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

Move Ball はなかなかおもしろいゲームです

 89歳の母と一緒に楽しめるゲームをいろいろなところから探してきて、母にやらせています。母が楽しんでくれるものもや、母は興味を示さないが、私たちが結構はまったというものもあります。
 ちなみに母はジグソーパズルがすきで、「3歳から」という文字も入っている20ピースものなら、独力で説くことができますが、文字の入っていないものは独力ではちと難しいようです。


MB1 ところで、ダイソーで「Move Ball」という名のゲームを見つけました。ルールは至って簡単、2つの部屋に入っている小さなボールを、同じ部屋には同じ色のものとなるようにすることがねらいです。
 はじめはなかなかうまくいかないのですが、何度かしているうちに少しずつできるようになります。微妙に動かすことになるところが母には難しいようで、母はすぐに投げ出してしまいます。
 さらにちょっと困ったことに、母はこの中に入っているものがお菓子だと思って、外側のケースをこじ開けようとするのです。

MB2 しかし、私たちには、これはけっこうやっているうちにおもしろくなってくるのです。少しずつ「技術」を身につけていくところがおもしろいのでしょう。
 子どもたちはこれをしながら、どういうふうに技術を身につけていくのか、研究観察してみるとおもしろいだろうと思います。


posted by mrgoodnews at 23:18| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

ペットボトル・ロケット発射成功!これは「すごーいっ!」


PBR2 高1ゼミの「飛行物体の研究」の最後は「ペットボトル・ロケット」でした。

 5人の生徒たちと、タンサン入りのサイダーなどの2リットル入りペットボトルを持ち寄って制作しました。発射台などはキットがあるので、それを使いました。


PBR3 写真のようなペットボトルを使ってロケットを組み立て、3分の1くらい水を入れ、発射台に設置して、自転車の空気入れで40回くらいポンプを動かして圧縮空気を送り込みました。
 リモートのスイッチを使い、10からカウントダウンして「発射!」です。




PBR4 ロケットは「シューッ」と音を立ててみごとに飛び出しました。飛距離は80メートルくらいで、ソフトボールグランドのセンター奥の木にひっかかりました。
 みんな「すごーいっ」といって成功を喜びました。

 確かにこれは「すごーいっ」でした。キットをつかえばわりと簡単に制作できます。ただ発射するのに広い場所が必要で。これはなかなか見つけるのが大変ですが、それさえクリアできれば、これは感動します。


PBR1 空気だけではダメで、水を入れるところがミソなのです。なんでも作用・反作用の法則で、水がないと反作用が生じないらしいのです。
 やってみてください。

 キットは、東急ハンズで手に入れましたが、ここでも手に入ります。
posted by mrgoodnews at 15:43| Comment(1) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月06日

Hoberman作「Switch Pitch」はスグレモノです。

 最近、横浜のヨドバシカメラのおもちゃ売り場で、こんなものを見つけました。


SwitchPitch1 Hoberman 作の「Switch Pitch」というおもちゃです。
 これは、ちょっと回転を与えて上に投げると、色が変わるボールです。
 英語では「Toss to Flip Colors!」という説明があります。
 目にもとまらない速さで青いボールから赤い
SwitchPitch3ボールへ、赤いボールから青いボールへ変身します。「えっ!」という感じでみてしまいます。
 よく見ると、変わっていくさまがわかるのですが、構造的に実によくできています。



SwitchPitch2 Hoberman 作のおもちゃはわたしのコレクションの中にいくつかあります。よく似たパターンのものばかりですが、構造的に実によくできているものが多いです。
 このおもちゃ作家はわたしも注目している作家のひとりです。

 一般的におもちゃは動きを伴うので、本当は動画をもって紹介したらいいのですが、このブログは動画は対応していないようですので、実は動画対応のブログを別に開設しようと考えています。
posted by mrgoodnews at 22:19| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

「フラッシュネオン駒」というスグレモノ

 10月15日の教会バザーでまた「おもちゃ屋・トキメキ玩具工房」を開きました。


フラッシュコマ1 いつもの定番ものをはじめ、20種類くらいの50〜100円のおもちゃを販売し、子どもたちの人気を博しました。今回のスグレモノは「フラッシュネオン駒」と銘打ってあるコマです。
 「光りがつくり出すイリュージョン」とか説明があります。「コマを発射装置にセットし、コマを数回回して、コマの裏のスイッチを入れるとライトが点灯、これで準備OK。あとは、ボタンを押すと発射します。」

 コマが回転すると写真のようにきれいな色とりどりの光りの輪が見えます。ライトが不規則に点滅していて、それが回転と相まって、このように光るのです。回転の速さによって色と輪が形を変えていきます。


フラッシュコマ2 ともかく「わ、きれい!」と思わず歓声が上がるくらいにきれいです。本当はおもちゃは動きがあるので、動画にして送りたいのですが、このブログはまだ動画対応していません。残念です。
posted by mrgoodnews at 22:37| Comment(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

万華鏡の世界

 6月3日の朝日新聞「be on Sunday」に「小さな穴の向こうに広がる不思議な世界」という見出しで、万華鏡のサイトが紹介されていた。

「1分間の悦楽 万華鏡の世界」という名のこのサイトにアクセスしてみると。いろいろな万華鏡の美しい画像とその作り方の例が満載されていた。

 その中でも圧巻は、FLASH を使っで万華鏡を描いた「MILLE FIORE ーVirtual Kaleidoscope」サイトである。
 これは美しい。

 こういうことをFLASH を使ってできるんだと、私もいつか挑戦してみたくなった。
posted by mrgoodnews at 00:29| Comment(1) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

めくるめく「錯視の世界」

 立命館大学の北岡明佳さんの「錯視のページ」はすごいです。

 彼が考案しデザインした錯視集がいっぱい紹介されている。
 実際は静止画なのに、見つめていると回り出す図形とか
 完全な正方形であるはずなのに、台形みたいなゆがみを生じたり、
さまざまな錯視が所狭しとあります。

 ひとによっては気分を害する人もいそうです。わたしもあまりこういうのは得意ではない。私は、ブランコにのって酔ってしまう少年だった。車酔いにはいたって弱いから。
posted by mrgoodnews at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

教会バザーで「おもちゃや」を開きました

10月15日(日)に私の教会のフリーマーケットで「おもちゃや」を開きました。
売ったものは、近くの駄菓子屋に卸すような「おもちゃ」で、ちょっと科学的な原理で動くものです。
たとえば
  「しゅるしゅる」とかいう紙製のもの 50
  バードホイッスル 50
  ひきごま 50
  アクロバット体操 50
  レーザープラゴマ 50
  腕に巻き付く 50
  びゅんびゅんごま 50
  ミニスプリング 50
  3枚はねヘリコプター  100
  お笑い袋 100
  ストレッチボール 100
  イガイガボール 100
  発火クリスタルワーゲン 100
  デザイン定規 100
  くっつきソフトパズル 200
  パンチガム 100
  フライングUFO 100
  ジェルステッカー 200
  吸盤キャッチ 200
  Frashing Bracelet 200
  Flying Disk 200
  Flashing Stick 300
  いとふきパイプ 400
  クラッカーボール 200
  しゃべるよしもと 100
  ポケットメモリー 100
  レインボウファイバー 200
  水鉄砲 200
  Scientiffic NOVA 200
  光るステッキ 200
  カラースプリング 200
  ファッションショウ 50
などです。

  かんしゃく玉 30
  ロケット花火 80
はしいれたのですが、売るのはやめました。
「カンシャク玉」が売られていたのにはちょっと驚きでした。

それで、よく売れたのですね。
仕入れたものはほぼ完売でした。

昨年はお店を出しませんでしたが、よく出店します。だからだいたい何をどのくらい仕入れたらいいかがわかってきました。

子どもたちがよく集まってきて、人気がありました。

「その他にこれは売り物ではありません。私のコレクションです。」といって
 「いつまでも回り続けるコマ」
 「磁力の反発で空中に浮いて回転するもの」
 「ラトルパック」
 「坂をゆっくりと歩いて下っていくペンギン」
 「二本のひもを交互に引くとだんだんと上っていくさる」
などを展示しました。これは触っていいと言っていたら、子どもたちはみんなでそれを触っていました。

 とても楽しかったです。またやりたいと思っています。
 ちなみに「売り上げ」はみなバザー委員会に上納いたしました。
posted by mrgoodnews at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

Sportsman ( Battery Operated MOBILES) というおもちゃ

 ここのところ、私の「おもちゃコレクション」の紹介が続いている。私のおもちゃコレクションは、シンプルな構造で不思議な動きをするものが多く、本当は動画で紹介したいところであるが、この BLOG では動画がサポートされていないので、それができないのが残念である。
 podcasting で動画が配信されるようになったら、ぜひ動画で紹介することにしよう。


sportsman さてこの Sportsman も確か長崎のハウステンボスで手に入れたものである。Made in China となっている。
 台に電池が収められていて電磁石が働いている。鉄棒の下部には永久磁石、sportsman のおじさんの足のところにも永久磁石がしかけられていて、これらの磁石が反発したり、惹きつけたりして、大車輪のように旋回したり、縄跳びをしたり……………。
 ほとんど永久機関のように、動き続けるところがおもしろい。
posted by mrgoodnews at 21:51| Comment(4) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月31日

ベンハムのコマ

 不思議のおもちゃといえば、「ベンハムのコマ」であろうか。これも奥が深い。

benham1 写真の左は、紙に書いてマッチ棒をさしたものであり、右は木のコマである。
 これをまわしてみるとなんと色が表れるのである。もとは黒で書いたものであるにもかかわらずである。






benham3 デジカメで取ったものではちょっとわかりにくいのであるが、肉眼で見るとくっきりと色が表れる。しかも回転の速さによって色は異なり、むしろ回転の遅い方が色がはっきりと表れたりする。





benham5 半円の黒く塗りつぶした方にも意味があるのだろうか?
 弧で描いた方の長さや太さが関係するのだろうか?
 地の部分の色によって色の表れ方が違うのであろうか?
 他のパターンで表れるパターンはあるのだろうか?
 銀塩写真で撮影したら色は表れるであろうか?
 デジタルビデオカメラではどうか?
 もとの図形を角度を変えて撮影し、それをスライドショウで連続して映し出したら、色は表れるであろうか?

などなど、いろいろと実験できるしろものである。奥が深い。
 もし私がひまな時間ができたら、ぜひ実験してみたいと思っている。

 しかし、これはすでに flash を使って実験しているホームページがある。さすがである。みごとである。
 ついでにこのHPの Flash Laboratory ■Silhouette Illusion もおもしろい。

posted by mrgoodnews at 01:26| Comment(4) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月30日

Wooden Pyramid Puzzle


pyramid1これは確か4年くらい前に長崎に修学旅行に行ったときに、ハウステンボスで見つけたものです。けっこう面白いのです。

写真のように、4つのボールをくっつけたピースが2つ、3つのボールをくっつけたものが4つあります。
これを組み合わせて、袋の黒い部分を底辺とする正三角錐型のピラミッドをつくりなさいというものです。

実物をいろいろと組み合わせ積み上げて試行しながらでないと、この写真からではなかなかわかりにくいでしょう。
私は5分くらいで完成しましたが、なかなかできない人もいました。


pyramid2

で、"Wooden Pyramid Puzzle" で Google してみると見つかります。

posted by mrgoodnews at 23:44| Comment(4) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月27日

「ヒューストン」というおもちゃも傑作です

ここのところまた更新のペースが落ちてしまいました。
カゼをひいて学校を休んでしまったくらいで体調不良なのと、学校が文化祭でちょっとやることが多かったせいです。またれんきゅうになったら1日1ページのペースに戻します。

さておもちゃの傑作シリーズです。
何気ない構造を持つ「技術系」のおもちゃです。
これを持って遊べるようになるには、少し訓練する必要があります。
少し訓練すればすぐにできるようになりますが、最初にこれを知らない人に見せるとびっくりします。
こんなことが訓練すればできるようになるのかと。


ヒューストン1ちょっと太めのひもにおもりとなる直径3センチくらいのプラスチックのボールがついている、それだけのことなのですが、これをある操作をしてここに結び目をつくっていくのです。
最初はできないのですが、100回目くらいにまぐれで1回くらいできます。容量のいい人はもっと早くできるでしょう。







ヒューストン2これにはあるコツがあるようです。そのコツを飲み込めば成功する確率はぐっと早くなります。私は今では2回試みると必ずそのうちの1回は成功します。さらに2つ3つの結び目を追加していくことができます。
「自転車乗り」もこういう技術なのですが、これもまさに一つの技術なのでしょう。

一見できそうにないことを何度も繰り返し練習して、できるようになる技術というのはまだ他にたくさんあるような気がします。
昔のおもちゃであったメンコもビー玉も鬼ごっこでもこままわしも、みんなこういう技術がつくり出した業だと思うのです。
posted by mrgoodnews at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

自転車に乗るという技術の身につけ方

 自転車というのは、人間の発明したもので最も優れたものであると思う。まわっているコマは倒れないというのとにたような原理で走っている自転車は倒れないのであるが、この原理を人間のバランス感覚と結びつけて発明した人は誰であったのか?

 二足で歩行することを身につけた人間は急速な人間の進化を生み出した。さらに人間は逆立ちをすることを覚え、さらに沈まずに泳ぐことを身につける。自転車に乗ることもこの延長上にある「技術」である。
 そして不思議なことに、これらの技術は一度身につけたら、しばらくしなくても忘れるということがない。もし忘れていてもすぐに取り戻すことができるのである。

 自転車に乗るという技術は、人が最初に身につける技術の一つであろう。
 こどもは、最初は補助輪をつけて、自転車に乗る。しかしいつまでも補助輪に頼っていてはなかなか自転車に乗ることができなくなる。最近では補助輪はむしろ自転車に乗ることの妨げになるのではないかといわれているようである。
 自転車に乗れるようになるのに、大人の援助が必要であった。後ろの荷台のところをおさえてこぎ出し、「離さないでね!」と頼みながらもいつの間にか手を離され、転んで足をすりむく経験をしなければならなかったのである。この転んで足をすりむくということを何度か経なければ。自転車乗りの技術は身に付かない。
 「倒れようとする方向と反対にハンドルを切るのがこつ」と教えられながらも、理屈では分かるだけでなく、体で覚えなければならない。そして体で覚えるためには「痛い思い」をしなければならないのであろう。よく大人でも自転車に乗れない人がときどきいるが、この人たちはこの「痛い思い」がいやだったのであろうか?
 私の子どもだった時代には、子供用自転車を手に入れるのが困難で子どもたちは足の届かない大人用自転車で<さんかくのり>という乗り方をしていた。これはかなり高級な自転車乗りの技術であった。こんな乗り方のできる子どもは今はいないであろう。

 最近「一輪車」に平気で乗っている子どもたちがいる。これを乗りこなす大人は珍しい。一輪車はきっと二輪自転車よりはずっと高級な技術のようである。
 
posted by mrgoodnews at 23:17| Comment(2) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

消えた妖精 傑作おもちゃ

 こういうのは「おもちゃ」と言えるのかどうか分からないが、これは傑作である。「遊びの博物誌」の新聞記事で始めて知ったものである。


レプリコン2 題して「消えた妖精」。キャラクタは昔モントリオールでオリンピックが開かれた時のマスコット・キャラクタであったとか。
 上段には、レプリコンが15人いるが、まず上と下で横に線のところで切り、次に上の部分を線のところでタテに切って、左右を入れ替える。すると下段のようになる。
 ところがレプリコンは「あ〜ら、不思議、なんと!」14人になってしまったのである。
 ちょっと「狐に鼻をつままれたような」不思議さを覚える。どこへ行ってしまったのだ?




レプリコン1 これも誰が考え出したのか、パズルの「スグレモノ」である。
 これの説明として、このような例を出す。同じ幅の同じ長さの短冊を等間隔で図のように少しずつずらして並べて、台紙にはる。
 次に、線のところで横に切り、それを横に一つずらすと、短冊の数が一つ増えたり、減ったりする。
 このように並んでいるならわかりやすいが、これを並べ替えるときわめて不思議なことになるのである。

 これを考えだした人も賢いが、もっと賢い人がいる。これをお札でやったらどうなるのか、ちょっとずつ短いお札をつくって、1枚増やすことができるのではないか?
 これは、通貨の偽造ではない「変造」になる。もちろん重い罪である。自動販売機もこの種の通貨の変造には対処しているはずだが、実際にはやってみる勇気はないので、やっていない。
 今度実際より長いお札をつくって試してみるか? 自動販売機がどう反応するのか、興味がある実験である。
 
posted by mrgoodnews at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パズルの里 匹見町

 島根県の西に匹見町というところがある。以前は美濃郡匹見町であったのだが、現在は益田市と合併した。
 ここが知る人ぞ知る「木製のパズルの里」なのである。
 旅館やホテルに泊まると、よく木のパズルがおいてある。これが匹見町のパズルなある。なんでも時の町長さんが全国の旅館やホテルを巡って売り込みを計ったとか。

 今では行われてないようだが、匹見町商工会が主催して、「匹見・木のパズルコンペティション」が2年に1回のペースで行われてきて、多くのすぐれた木のパズルを送り出してきた。
 ここにはこのようなパズルをはじめとする木工製品が展示されている「匹見ウッドパーク」があったりする。
 またウッドペッカーというメーカーがこのパズルの販売を手がけている。

 妻の実家は島根の東なので、実家に帰ったおりにぜひ訪れてみたいと思っているところである。
posted by mrgoodnews at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | おもちゃ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。