2012年06月24日

チャドクガのコロニーは気味悪いけれどユーモラス

わがやは3方を生け垣で囲まれていますので、その木を切るのがとても大変でなかなか木の生長に追いつかない状態です。
その生け垣はサザンカ、レッドロビン、マサキ、アジサイ、ゲッケイジュ、トベラ、アオキ、カエデ、ボケ、アオギリ、カポック、ムクノキ、キョウチクトウ、ツルバラと実に種種雑多でその他にも名前の分からない木もあります。
ササも茂っていますし、ヒガンバナも咲き出します。それにあの、ノアサガオが巻き付いてきて、さながら小さなジャングルのようです。

この時期にいやなのは、サザンカやツバキの木のチャドクガの発生です。これはケムシでもあるいは蛾になっても体を覆う小さな毛にふれると皮膚がかぶれるという毒性をもっています。
それで、見つけると殺虫剤でシューシューして駆除します。吹き付けると面白いようにコロコロと葉っぱから落ちていきます。大量虐殺者の気分です。



見つけるのがけっこうたいへんですが、密集してきれいにならんで体を寄せ合って生きているので、なれるとすぐに見つけられます。でも体を寄せ合って生きている姿がちょっとユーモラスというか、かわいいというか、気味が悪いというか、駆除するのにちょっと気が弾けるのですが、そこは心を鬼にして殺虫剤を振りかけます。

もう一つイラガの仲間がいます。これは密集してはいないのですが、皮膚に触れると激痛が走ります。まもなく出てくるので、みつけたらまた紹介しましょう。

こちらもどうぞ
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2011年10月17日

十二所イエズス会修道院の崖にノアサガオ

私の家のノアサガオについては、以前何度も紹介しています。
今年の家のアサガオは若い枝の先の方にしか花をつけていないにもかかわらず、蔓と枝は伸び放題、さながらアサガオジャングルと化しております。隣の家にまで蔓がはっていってしまって苦情が出そうな状態です。
今年の冬には根元から枝を切って、思い切って枝と蔓の更新をしようと思っています。

落葉期の剪定を毎年繰り返していくと、切り口が年々上に移動し、枝はだんだん弱ってきます。そこで、3〜5年に一度、さらに思い切った剪定をし、枝の更新をしましょう。


と園芸のホームページに書かれていました。

ところで、この春から、我が家のノアサガオを鎌倉十二所のイエズス会修道院の裏の崖に、許可を得て移植を行いました。
それがこのようにみごとに花開いています。これも6月中頃から花をつけ、未だもって(10月15日)このくらいの花をつけています。

つづきはこちらへ
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2010年10月17日

カイヅカイブキの木の美しさ

 カイヅカイブキの木は前に何度か取り上げている。この木はどこか不思議な魅力を持っている。
 先ずこの木はものを寄せ付けない木である。
 つぎに木の切り口が美しい。
 脂がでてそれが輝いて見えたりする。
 木の葉に2種類あって、片方は棘状になっていていたい。

 そして樹形が美しいのである。よく生け垣に使われる。外から見るとこんもりとして確かに姿を整えやすい。
 たまたま友人の家に行ったら、隣家の生け垣がちょうどこんなふうに刈り込まれていた。この姿も美しいと思うのだが、いかがであろうか。

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2010年10月05日

鶴見薬剤師会のポスターはなぜかコウノトリ?

町を歩いていたら、薬局の前にこんなポスターが貼られていた。これを見ていろいろなことを考えた。皆さんは何を思うだろうか?

まずこの鳥は何か? 
頭が赤いというのはトキか、コウノトリか?
なぜこの鳥がお薬バッグを持っているのか?
なぜこのイラストが描かれたのか?
TPAとは何の略か?

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2010年09月17日

柳と楊 どちらもヤナギ

ヤナギという木の名前は「矢の木」つまり弓矢の矢の材料にしたことから付いた名前だといわれています。

ヤナギの生長はとても早いということを前に書きました。でも自ら茂らせた枝の重みに絶えかねて途中で折れてしまうということから身の程知らずな「バカヤナギ」と呼ばれているということは前に書きました。

ところでヤナギには2種類の漢字があります。「柳」と「楊」です。どう違うか分かりますか?

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2010年09月06日

トンボの国日本

日本はトンボの国である。
日本には約180種のトンボが生息している。日本のことを秋津島とよぶが、この「秋津」とはトンボのことであるという。日本の地形がトンボの交尾の形に似ているとかで秋津島といったとか。

西洋ではトンボは「不吉な虫」として嫌われ、トンボが刺すとかかむとか羽がカミソリのように切れるとか言われていた。
英語ではトンボのことを dragonfly というが、これはオニヤンマとかシオカラトンボ、アキアカネのことである。

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2010年05月01日

ポポーの花が咲いていました

前にポポーのアイスクリームを食べたこと、ポポーの実を食べておいしかったことを報告しました。

先日4月28日に鎌倉を歩いていたら、ポポーの花が咲いているのを見つけました。
茶色の花なのですね。
これが実になるのはいつか、ちょっと楽しみです。

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2010年04月28日

キャベツの花が咲いていました。

秦野に嫁いだ妹から、キャベツをもらいました。いまキャベツが高いのでとても助かります。

外見は普通のキャベツと同じなのですが、葉っぱを一枚をむくと黄色い花がこぼれるように咲いていました。

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2010年04月12日

サクラ散らしはスズメのせい

先日「サクラの花びらではなく、花ごと散っている」という話しを報告したが、その犯人はスズメだというコメントがついている。
その友人から、大阪版の新聞が送られてきた。

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2010年02月08日

カイヅカイブキの幹の切り口の美しさ

 前にカイヅカイブキの木の切り口の美しさについて紹介した。
 それに続いてまたまた美しさの発見である。

 切り口の周辺から脂(やに)がにじみ出ていて、それが日の光に輝いてとても美しかったのである。

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2009年10月05日

ポポーの実を食べました。

 前にポポーの実のアイスクリームを食べたという報告をしました。
 そのときこのポポーの実をぜひ食べてみたいものだと思っていたら、今日教会である人からカマスの開きとポポーの実をいただきました。
 さっそくいただきました。両方ともとてもおいしかったです。

 続きはここへ
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2009年10月04日

アケビを食べました。

 子どものとき野山を駆けめぐっていて、アケビを見つけると、よく食べました。やたら種が多くてぺっぺっと種を吐き出しながら食べたものです。あそこからまた目が出てきて蔓が伸びたのでしょうね。

 スーパーの野菜売り場にアケビが出ていました。

 続きはここをどうぞ
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2009年09月02日

いけ花ハマ展今年の出品もまたみごとでした。

 8月30日横浜のそごう9階の都市センターホールで今年も活け花ハマ展にいきました。
 昨年は誘われなかったので、残念ながらいかなかったのですが、毎年楽しみにしている催しです。

 
hamaten今年の作品は、ニンジンでした。ニンジン100本の中をくりぬき、そこに色の付かない普通の豆電球をいれて、点滅させたものです。
 あざやかなオレンジ色が、クリスマスイルミネーションのようにいっせいについたり消えたりしています。
 鮮やかなオレンジ色です。

 作者の元同僚の生物氏によると、ダイコン、ピーマン、キュウリ、パプリカなどいろいろな野菜やくだもので試みてみて、ニンジンのカロチノイドがもっともきれいで色鮮やかだったそうです。

 さすが、生物氏ですね。その発想が他の活け花の展示とはまったく異なっていて、そこだけが異彩を放っています。
 来年が楽しみですといったら、残念ながら今年で活け花ハマ展は終わりなのだそうです。

 2007年2006年のものはここにあります。
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2009年08月23日

わがやのノアサガオ(オーシャンブルー)大変です。


ノアサガオ1 アサガオを育てだして10年になるでしょうか。結局、いまわがやはノアサガオ(オーシャンブルー、琉球朝顔)で大変です。伸びたいだけのばして上げようという方針でこの4年間伸ばしてきましたが、あと3年でわがやはオーシャンブルーに埋め尽くされるでしょう。

 今日屋上に上がって写真を撮りました。屋上にあるテレビアンテナまで絡んでなおかつ花をつけています。屋上に上がる螺旋階段はアサガオの中をくぐってやっと通れるくらいです。

ノアサガオ2 人に見られない屋上でノアサガオはこんなに花をつけていました。

 で、このノアサガオは挿し木によって苗を増やすことができます。葉っぱを一枚残して枝を切り、水につけておくと発根しだします。根が充分に伸びたら、その苗を土に植えて上げるとどんどん伸び出します。
 こうやって伸ばしたノアサガオの苗を植木鉢に入れて、家の前に「どうぞご自由にお持ちください」という立て札と一緒においてあります。
 1週間前に20鉢ほど用意したのですが、売れたのは現在その3分の1ほどです。
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2009年08月21日

セミの抜け殻もここまで集まると……。

 信州上田塩田平の「マルタの家」に行きました。毎年夏にここをグループで訪ねます。そこで「至福の時」を過ごします。


せみぬけがら 今回も90歳のいよさんを連れて行きました。車いすで近くを散歩したときに、セミの抜け殻がたくさんついているサクラの木を見つけました。
 ここまで同じ木についているとちょっと不気味です。近くにあるサクラの木にはこれほどたくさんはついていません。せいぜい1本の木に1,2匹ですが、この木には何十匹とついていました。なんでなんだろう?っておもってしまいます。
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2009年06月29日

蛍が増えて蜜蜂が減った。

 義父の法事のために妻の実家の島根に帰った。
 法事の前日と終わった日の夜「蛍が光っている」という話を聞いて、近くの小さな河辺に行ってみた。
 群舞するというほどの数ではなかったが、それでもここそこに蛍が点滅しながら飛んでいる姿を見ることができた。
 ちょうど蛍が光りながら飛ぶころに、四十九日の法事があったというのも、何かの縁であるだろう。この時期に里帰りすることは滅多にないのである。
 今年は特に蛍が多いということである。農薬が少なくなって、川の水も綺麗になったということであろう。

 それに引き替え、めっきり少なくなったのが、ミツバチであると親戚のスイカを作っているかたが、教えてくれた。ハチが受粉してくれないので、人の手で受粉しているというのである。
 花の受粉に影響を与えるほどミツバチが大量に減少していくのはなぜか、じつはまだわかっていないらしい。
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2009年06月16日

ノアサガオ(オーシャンブルー)早くも絶好調


ノアサガオ0906 わがやのノアサガオは早くも絶好調です。
 いつもなら6月20日ころから花をつけ出すのに、今年は6月のはじめころから花をつけ出しました。そして早くも写真のように1日に100以上ものたくさんの花をつけています。


ノアサガオ0906-2 この花は朝はやくから濃い紫色の花をつけて咲きだし、夕方には紫から赤色に変わって、はなごと落ちてしまいます。しかも蕾のようにきれいに凋んで花を落とすのです。




ノアサガオ4 考えてみたら、この花の苗を買ってきたのは2006年のことです。その年の冬に枯れずに葉っぱをつけていたので、これが宿根草であることに気づきました。
 そして翌年2007年8月にはこのように花をつけました。
 2007年の11月にはまだこんなに花をつけています。
 2008年はこんなに成長しました。

 こうやってみてみると、この花の旺盛な成長ぶりがわかるでしょう。
 ただしこの花には種が尽きません。挿し木で株を増やしていきます。毎年、たくさんの挿し木をして株を増やし、希望する人にさし上げたり、教会のバザーに出したりしています。
 根っこは草というよりこれはもう大木です。

 ところで、NHKの「ゆうどきネットワーク」にこの写真と解説を送りました。さてテレビでこのノアサガオの話を取り上げてくれるかどうか、ちょっと楽しみです。

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シラカバの木とキシリトール

 北海道にいって、シラカバの樹液入りの清涼飲料水を飲んだことがあります。「さわやかな甘み」とあるのですが、私にはそれほどおいしかったという記憶はありません。

 私は昨年のクリスマス以来禁煙をしています。あれから一本も飲んでいないので、まあ、平気かなという状態だと思っています。
 特にパソコンに向かっているときとお酒を飲むときがタバコを飲みたくなることが多く、このときが危険だと思っていました。実際は、お酒を飲むときはそれほどではないのですが、やはりパソコンに向かっているときは吸いたくなります。
 そういうときのためにあめ玉やガムをおいておいて、食べることにしていました。おかげであめ玉とガムについてはけっこう詳しくなりました。


シラカバ1 先日そんなことから「キシリトールガム開発物語」(橋本明美著、学習研究社)という本を読みました。それを読んで興味を持ったのは、キシリトールはシラカバなどの幹からとりだした「キシラン・ヘミセルロース」という物質から作られ、甘さは砂糖と同じでありながら、カロリーは約75%と低く、しかも口の中にいる虫歯菌に利用されないために、虫歯の原因となる酸を作らない甘味料であるということでした。
 つまり、シラカバの樹液の甘みがこんなところで使われているということを聞いてうれしくなったわけです。
 そこで、もうすこしシラカバについて調べてみました。

 シラカンバの特徴である白い樹皮は、トリテルペンのペチュレノールが含まれるために、雨でもすぐに着火できるすぐれた燃料です。他にも樹皮は煙草入れや小刀の鞘、火縄、合わせ箱の縫合、屋根葺きにも重宝されました。
 樹液は3〜4月に最も多く採れますが、この時期を逃すと量が少ないばかりか、樹液が濁ってしまいます。採取方法は地上50センチの幹に、直径約17センチの穴をあけてパイプを差し込むもので、一晩で平均4〜5リットルの樹液が採取でき、多いときは1か月に150〜200リットルも収穫できるそうです。
 日本では、古くからアイヌの人が「タンイワッカ」とよんで健康飲料や調理用として採取したり、発酵させてお酒として飲んでいました。ロシアのハバロフスクなどではホテルでもシラカンバジュースが振る舞われ、市内のマーケットでは安価で売られています。他にも樹液を発酵させて、シャンパンに似た樺酒(ビルケンワイン)を作るそうです。………
 カナダではメープルシロップをつくるように、シラカンバ樹液を煮詰めてシロップもつくり用います。
 樹液は糖度が1%程度あり、果糖やブドウ糖、有機酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄などが豊富です。樹液にはストレスや疲労を和らげる配糖体のシリンガレジノールなどが含まれますが、注目はキシリトールです。シラカンバに含まれるキシラン、ヘミセルロースに水素を加えて作るキシリトールはシラカンバだけでなく、カシ類、ラズベリー、トーモロコシの芯、ホウレンソウなどの野菜類からも抽出できますが、量的にはシラカバが優れます。
 キシリトールの甘みはショ糖と同程度ですが、清涼感ある甘みが唾液分泌を促進し、口腔清浄化に役立ちます。また虫歯の原因であるミュータンス菌で発酵しないため。虫歯の原因となる酸を作らず、ミュータンス菌を体内に取り込まれるとリン酸化反応を受けてキシリトール5リン酸に変換され、ミュータンス菌や口腔内生物の増殖を抑える効果があります。
「読む植物図鑑」(川尻秀樹著 全国林業改良普及会刊)より

 シラカバのジュースを飲みたくなりました。どこかで手にはいるかな?
 
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2009年05月17日

こんな所に「高輪森の公園」を見つけました。


高輪森1.jpg 品川駅の近く、ホテルパシフィックの後ろ側、品川税務署の横に「高輪森の公園」があったので入ってみました。
 こんな所にこんな森が!とこれを発見したときはちょっと感動でした。



シナノキ1 樹齢3〜40年くらいのけっこうな高木が多くあって、ここは公園になる前は何だったのだろうかという疑問を持ちました。
 ちょっと調べてみたら、ここは2006年に国有地であったものが、港区に売却され、港区はここを「森の公園」として公開するようにしたようです。もっともそれまでも国はここを区に無償で委託管理していたようです。
 国はここを27億円で港区に売ったそうですが、この一等地は競売にしたら80億円はくだらないということです。もっとも競売にかけたらこの森は消え失せるでしょう。


シナノキ2 小高い丘みたいなものがあって、そこにいろいろな木がありました。ただし、木の名前を記したものがありませんでした。
 なかでもちょうど花をつけていて、その花がたくさん根元に落ちている木が目立ちました。樹木図鑑で調べたらどうもシナノキであるようです。
 シナノキは、花には芳香があり、良質のハチミツがとれます。樹皮が強靱でロープの原料になるということです。


シナノキ3 こういう公園の木に、名札がなく、樹木のいろいろな説明がないということはとても残念です。
 季節ごとの木の状態、新芽のころ、蕾から花、実の状態、更に越冬のしかた、そしてその木の用途など、木の特徴を説明する文章とそれぞれの写真を添えたものをまとめて、1枚のポスターにつくりたいと思います。
 さらにそれをホームページ上に公開して必要な人はそれぞれプリントアウトして使えるようにできたらいいと思います。
 結局私がするしかないのでしょうか。
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2009年05月03日

木の性質と用途

塩野米松著「木の教え」(草思社 2004年刊)という本を読んでいる。
この書は宮大工や船大工などの木の職人の技について書かれた本である。これがまたいい。

たとえば

 石屋さんが石を割るのに振るげんのうの柄にはカマツカという木を使います。地方によっては柊や花ももなどを使いました。それは石を割った時にしない手に直接衝撃が来ないようにクッションがあり、かつ折れることのない丈夫な木だったからです。
 長い経験の末にそうした木を見つけて使ってきたのです。
 こけら割りの職人さんが使う槌はイタヤカエデ、大工さんが使う鉋の台はカシ、舟をこぐ櫓もカシ、鍬などの農具の柄もカシです。これは硬くて丈夫だからです。
 鋸の柄には桐を使いますが、これは長い間使っても熱を持たないから。柄には籐が少しだけ巻いてあるのは滑り止め。
 風呂桶は水に強い木としてカヤ、コウヤマキ、檜、ヒバ、杉。川船を作るには杉。
 寺の塔や堂をつくるには檜。爪楊枝はクロモジ。工事現場に使う杭や土台は松。
 それぞれ木の性質を考え、生かして使ってきたのです。


 そういえば、前に鉛筆の木はエンピツビャクシンという木だと書いたことがある。あの鉛筆を削る独特の香りを発する木である。

 このほかにも、この道具にはこの木が使われているという例がたくさんあるだろうと思う。それを調べてみたい。木というものの魅力がそこに凝縮していると思うからである。

 丹沢の札掛けの山荘に行った時に、5センチ角でながさ30センチくらいの角材となったいろいろな木がおいてあった。
 木の色がみな違っていて美しかった。
 でもこれは木の色の違いを見るためではなく、実はそれを固い床の上に落とした時の音を確かめるために置いてあったのである。
それで実際に試してみたところ、なるほど、確かにみな音がちがう。もっともいい音がしたのは(名前調べ中)の木であった。澄んで高い音がしたのである。
 そういえば木琴はなんの木でできているのであろうか。興味あるところである。

 今度札掛け山荘に行く時には、ビデオカメラを持っていって、木を床に落とした映像と音を撮影しなければいけないと思った。

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