「大きさの違う3つの正方形の面積を求めなさい。」という小学4年生の算数の問題、これがけっこうむずかしい。方程式を使えばすぐに解けるが、小学4年生で学ぶ解き方で解かねばならない。私はついにギブアップでした。
答えを見てしまいました。答えを見たら「な〜んだ」ですが、これができる小学4年生はスゴイと思いました。
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「バットとボールがある。あわせて1ドル10セント。バットはボールよりも1ドル高い。ボールはいくらでしょう?」
1から10までの10個の数を足した答えは………55.
では、3から12までの10個をたしたら?
「すぐ答えられる方法を教えましょう。前から5番目の数の後ろに5をつける。詰り7の後ろに5をつけて、堪えは! 8から17までなら、12と5で125!」
またある日は、俳句の五七五と、日本の美を説いて、おとなたちをうならせる。
日本人が古くから美しいとした比は、西洋の黄金比だけでなく、白銀比の1対√2(1.4)隊1の1を5にかえたらどうなりますか? 5:7:5ですね。
数学は人類がつむぎだした言葉であり、物語。現在過去未来がある。でもそれを語り広める人がいない。
日本は江戸時代から世界に誇れる数学大国。数学の感動を未来に伝えたい。
「赤と黒のゲーム」と題したトランプのゲームである。
1〜5までのトランプのカード全部とジョーカー1枚で合計21枚のカードをそろえる。
3人に7枚ずつ配る。
赤のカード(ハートとダイヤ)は財産、黒のカードは借金である。その金額はそれぞれのカードに万円をつけたものである。
たとえばハートの2は2万円の財産、クラブの3は3万円の借金である。ジョーカーは借金でも財産でもない、つまり0である。
ゲームは場場抜きと同じ要領で、まず親のカードから1枚、次のものが抜く。そのつぎのものがそこからまた1枚ぬく。
そして初めの一まわりが終わった以降ならば、カードが抜かれた瞬間だけ、その抜かれたものがストップをかけることができる。
ストップをかけられたら、自分のカードを合計して、誰が一番金持ちかを決める。
ただしストップをかけたものより金持ちがいたら、ストップをかけたものが自分のカードと最下位の者のカードと交換しなければならない。
それから逆に自分が一番貧乏だと思った時も、やはりストップをかけてよい。
そしてたしかにそうだったら、全員のカードの貸借を全部反対にする。
つまり、財産は借金に、借金は財産にするのだ。
まず最初に勝手な自然数を取ってきて、それが偶数なら2で割り、奇数なら3をかけて1を足す。
そうして得られた数が偶数なら2で割り、奇数なら3をかけて1を足す。
こうした手続きを繰り返していくと、必ずいつかは1に行きつくというのだ。
3の場合
3 → 10 → 5 → 16 → 8 → 4 → 2 → 1
7の場合
7 → 22 → 11 → 34 → 17 → 52 → 26 → 13 → 40 → 20 → 10 → …………
いまだ、こうならない自然数は未だ一つも見つかっていない。かといって必ずそうなることが証明されているわけでもない。
中世のイタリアで子ども時代を過ごしたレオナルド・フィボナッチ(1170〜1240)は、あけてもくれても数のことばかり考えていました。そのため、他には能がない「のうなし」と呼ばれていたほどでした。
成長して世界中を旅したレオナルドは、諸国で使われていた数字、
とくにアフリカでであったインド・アラビア数字に魅せられやがて自然界にある多くのものが、ある決まった数でできていることに気づきます。かつて「のうなし」とからかわれていた少年が、フィボナッチ数列と呼ばれることになる数列を発見した瞬間です。
うさぎの繁殖に関する簡単な文章問題で現在その名を知られるフィボナッチは、今では史上もっとも優れた西洋の数学者の一人に数えられています。本書はけっして「のうなし」ではなかった一人の人物の物語です。
赤ちゃんうさぎを2羽、野原にはなした男がいる。
うさぎが成長して、あかちゃんうさぎを産めるようになるには一カ月かかる。そのうさぎがオスとメス1組の赤ちゃんうさぎを産むにはさらに1カ月かかる。
毎月1組の大人のうさぎがあらたに産む赤ちゃんうさぎは1組とする。
1年後にこのおとこはうさぎを何組手にしているでしょうか?
まず1回目にいるうさぎは、赤ちゃんうさぎが1組。
1カ月後には、赤ちゃんうさぎを産めるほどに成長したうさぎが1匹。
2カ月後に、大人のうさぎが1組と赤ちゃんうさぎが1組。あわせて2組。
3カ月後に、大人のうさぎが2組と赤ちゃんうさぎが1組。あわせて3組。
4カ月後に、大人のうさぎが3組と赤ちゃんうさぎが2組。 あわせて5組。
5カ月後に、大人のうさぎが4組と赤ちゃんうさぎが3組。 あわせて7組。
5と7をいくつかずつ足してある整数を作りだします。
たとえば5を4個と7を3個で41となります。
ただし5と7をたす個数は0を含みます。
問1 58を作るには5と7をそれぞれ何個必要ですか?
問2 31,32,33,34,35のうち5と7をいくつ足してもつくれない数はありますか?
あればすべて答えなさい。なければなしと答えなさい。
問3 5と7をいくつ足してもできない数があります。その中で最も大きい数は何でしょうか?
1より大きな数を選ぶ。(たとえば4としよう)
それを2倍する。(つまり8である。)
それを4倍する。(つまり32である。)
するとその2倍した数と4倍した数の間には少なくとも素数が1つはある)
2より大きなある偶数を考える。するとそれはかならず2つの素数を足したものである。
5より大きな奇数を考える。するとそれはかならず3つの素数を足したものである。