すごいですね。ホントに見とれます。
投稿 by Sheikh Nasr.
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ロシアのカラシニコフ通信が伝えたところでは、この論文の執筆者は国立ヨハネスブルク大学教授のイワノフ・ボスコノビッチ博士。博士が夢の中で見た式を枕もとのメモに書き残し、翌朝この式を少し変形させたところ、2=1という結論に結びついたという。
博士は翌日から同僚や指導している学生たちにこの式を見せ、反証を求めたが、誰にも証明ができなかったため、論文として英数学誌「マスマティック・ロジスティック」1月号に投稿。以来世界中の数学者がこの論文の反証を試みたが、9月現在いまだに完全な解答と呼べる論文は出ていない。
「マスマティック・ロジスティック」誌の編集長であるジョン・ロック氏は「ボスコノビッチ博士の論文自体はいたってシンプルで、掲載された式だけならば中学生でも理解できる。しかし、それが誤りであることを証明するには非常に高度な数学の知識を必要とするため解明にはまだまだ時間がかかるだろう」と語る。
1.相手に紙とペンをわたし、そこに任意の4けたの数を書いてもらいます。 例 3456
2.その数を見せてもらい、その紙の裏に次の数をメモしておきましょう。メモする数は、相手が書いた数字の頭に「2」を、末尾の数字から「2」を引いた数を末尾に付け加えた数字です。末尾の数が「2」だったら「0」、「1」の場合は「9」、「0」の場合は「8」です。
例 23454
3.さて、相手が書いた4けたの数に戻ります。相手が書いた4けたの数の下にけたをそろえて、もう一つ別の4けたの数を書いてください。数字はなんでもいいです。 例 2029
4.次は自分がある数を書きます。この例の場合ならば、 例 7970
5.また、相手に損したに次の任意の4けたの数を書きます。 例 1982
6.自分がある数を書きます。この例の場合ならば 例 8017
7.最初の数と 3.4.5.6 の数を全部足してみましょう。
例 3456+2029+7970+1982+8017=23454
8.するとあ〜ら不思議! 最初に書きとめた数になりました。
1.最初に考えた数を 1000a+100b+10c+d とします。
2.2回目に考えた数は 1000w+100x+10y+z+
3.自分のほうで書いた数は 1000(9-w)+100(9-x)+10(9-y)+(9-z)
4.これを足すと
1000w+100x+10y+z+1000(9-w)+100(9-x)+10(9-y)+(9-z)
=9999
5.つまり 7.の数の合計は
1000a+100b+10c+d+9999+9999
=1000a+100b+10c+d+19998
=(20000-2)+1000a+100b+10c+d
=10000×2+1000a+100b+10c+(d-2)
となって、最初に紙の裏にメモした数になりました。
次の二つの選択肢のうち、読者のみなさんはどちらを選ぶだろうか。
A あなたの年収は5万ドル、ほかの人の年収は2万5千ドル
B あなたの年収は10万ドル、ほかの人の年収は20万ドル
自分の実入りだけ考えるならBの方がいいに決まっている。ところが米国の某大学で院生や教師に聞くと、6割弱がAを選んだという。日本の某大学では7割超がAだったという調査結果もある。
ほかの人が自分より高給取りなのは癪にさわる。我慢ならない。自分のほうが上であればこころ穏やかでいられる。そのためなら多少損してもかまわない。そう考える人がかなりの割合でいるらしい。
この話は大阪大学社会経済研究所の西條辰義教授に教わった。
「実験社会科学」という大きなプロジェクトを率いている。市場や政治、社会の仕組みを、文理を越えた学際的な手法で解明する。他人の足を引っ張る「いじわる」行為の研究もその一環である。
たとえば、二人でお金を出しあい、道路や橋といった公共財をつくるゲームで実験してみる。
2人が手持ちのお金を出せば出すほど、それぞれが受ける恩恵も大きくなるように仕組んである。ところが実験結果を見ると出さない人がけっこういるという。
相手だけに出させて道路や橋をつくり、その恩恵にちゃっかり自分も浴する「ただ乗り」行動である。
自分が出さない分、出来上がる道路や橋は貧弱になり.浴する恩恵も目減りする。それでも相手を「出し抜く」ことの方を選ぶのである。
西條教授はこうした傾向は米国や中国などの人よりも、日本人の方が強い。他国に比べ、日本にはいじわるな人が多い疑いがあるという。
ただ、いじわる行動にも、回りまわって、取り柄らしきものがあるらしい。
より複雑な別の実験によれば、ただ乗りをもくろむ人に対し、今度はその相手が応戦し、いじわるを仕掛けることがわかった。ずるは許せないとばかり、自分の損も顧みず足を引っ張るのである。
ゲームをくり返すうち、ただ乗り犯も悟ることがある。こんなことなら相手を出し抜こうとするのはやめて協力しよう。というか、協力しないとあとが怖い………。
この場合、いじわるは社会規範に反するただ乗りの処罰として機能していることになる。
1回限りのゲームではなく、繰り返すなかから、当事者が学習するところに、この実験の肝がある。
こうした学びのプロセスをへたあとだと、日本人は米国人より協力的になると実験結果は教える。
「いじわるは協力の源泉になる」西條教授が導き出した洞察である。
「バットとボールがある。あわせて1ドル10セント。バットはボールよりも1ドル高い。ボールはいくらでしょう?」
実際に考えてほしい。さあ、答えはいくらだろう?
身近に科学館があったらどんなにいいだろう。これが長年の私の夢でした。「身近に」という意味はふたつあります。ひとつは家の近くにあるということ。散歩ついでに立ち寄れる科学館。もうひとつの意味は、科学館のレベルが自分に合っているということ。展示の説明が難しすぎたり、不親切だったりしたら、科学がどんどん遠いものになってしまいます。けれども、こんな都合のよい科学館はどこにもありません。それなら、「自分で作るしかない!」ということに気づいたのです。